メタカツについて語った19YLメヒコ②ことばって消えてる感覚ある?について

その他

↑この続きの話です。

この後、

『高校留学を終えた子たち、いわゆる帰国生たちが、

「最近ことば忘れていってる。喋れなくなってる。やばい。。。」

って言ってるけれども、

自分の中でことばが消えてる感覚ある?

こうしたら残ってるよ。

とか、ある? どうですか?』

という問いがとびました。

それに対して19YL生たちの回答は、

『Youtubeとかネットフリックス見ても、 
自分の知ってるスペイン語じゃないから、
全然分かんなくて もう私ダメだって思ってた。
でも、去年の冬にホストファミリーが私の家に来てくれたの。
そしたら、
彼らのことばが全部わかったし
彼ら相手だと私のことばも 全部出てきた!
サビかかってた扉が開かれる感じ!
人に出会って。
機械のことばじゃなくて、
私のことばは人からもらったものだったんだなって感じた。
忘れかけてるって何だろうって。
あるものは、消えない。
引き出しは開けにくくなるかもだけど、
あるから、人と出会ったりとかすれば出てくるものだと思う。』

『メキシコから帰国して受験にシフトチェンジして
そしたら、最初はスペイン語につられてたけど、
ある時くらいから英語の方が上に出るようになった。
その瞬間から私のスペイン語消え去っちゃったような感覚になった。
でも、今アメリカのメキシコとの国境付近にいるんだけど、
そこにいった時、自分の中からスペイン語がめっちゃ出てきた!
そこのメキシコ系の人と仲良くなりたいなと思ったときに
英語より先に自分の中からスペイン語が出てきた!
私もネットフリックス見てたけど全然分からなかった。
なんか違う。人じゃないからかな。。。
何言ってるか分からない。
自分が関わりたい人じゃないと出てこないのかな。。。
自分たちがゲットしたスペイン語って人からもらったものだから。
教科書からもらったものじゃないから。
だからこそ、人と出会った時に、バッとでるのを感じた。
基本普段は全然忘れてるのに、人と出会ったら、全然忘れてない。
その時のYLの時の鮮明な記憶と共に全部フラッシュバックしてくる感じ。
人に対してことばって出てくるものだなって思う。
結局「人」だよね!
メタカツも一人でやるものじゃないって思う。
ファミリーのみんなや家族とするもの。
留学先で、(ことばが)ファミリーの皆の顔とかと一緒に出てきた。
メタカツしてから留学にいくと、
ファミリーの人の顔とか思い出すし、
それは自分の引き出し。引き出しにちょくちょく出会うことで、どんどん広がる。
だから、メキシコ行くからスペイン語だけメタカツするといいっていうんじゃなくて。
普通にいろんなことばをやっておくのがいい。
まとまんないけど、とにかく「人」!
人が大事!』

という回答が出ました。

私は これを聞いてかなり嬉しかったです。

実は、全く同じ体験を過去に目の前で見ていたからです。

***

自分の子どもたちがペラペラだったマングリッシュを

マレーシアから帰国後半年で使わなくなった時のショック。。。

その頃 マレーシアの男の子に出会って、

子どもたちから普通にあふれ出したマングリッシュ!

感激以外の何物でもありませんでした。

消えたと思っていたものは

消えたわけではなく、、、

ことばは 人によって引き出されるんだと、

まざまざと見せつけられた瞬間でした。

詳細はこちら↓↓↓

そして、この日は、

この過去の子どもたちの体験を

我が子の代わりに話してくれたように思えたんです。

実は、

マングリッシュが消えたのは

長男が小1、二男が年中の時期でした。

三男なんて1才だったので、

話していたといっても、

日本語の波ではない。。。

英語のリズムで会話してるねって程度です。

つまり、

あの事件は私が子どもたちを見ていて感じたものを書いただけで

子ども達の口で 子どもたちの体験を語ったわけではないのです。

要するに

私の妄想だったかもしれないということ。

だから、

帰国生の話をきいて、

とっても嬉しかったんです。

子どもたちが 幼すぎて語れなかったことを

代わりに語ってくれたように感じたんです。

私が 子どもたちを見ていて感じたことは間違いではなかったんです!

すごく感激した瞬間でした。

***

その後、

子どもたちの英会話力は維持どころか、進化しました。

その話は、我が家の多言語環境というフォルダの中にあります。

一部、ここにもはりますので、よければ読んでみてください。

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