ことばのグラデーション:シルクロード

多言語
2016年スリランカで衝動買いしいたコップ!

週末にあった新春レクソロジーというオンラインの会の続きの話です。

↓第一弾の記事はこちら!↓↓↓

この記事で「学びのあり方」について

あるお父さんフェロウ(研究員&ファミリー活動を各地で開催)が

富士山の麓でおこなわれた合宿の準備会についてまとめた話をしました。

1⃣「40年の蓄積のすごい点」について書きましたが、

あれには続きがあって、

2⃣「今はどうなっているか」という点についてもまとめられていました。

彼のことばを そのままご紹介しますと。。。

***

2⃣今は
①未知のことばでも同じところから引っかかり始める
②漢字のつながり、ことばのグラデーション、歴史のグラデーションを愉しむ人たちで溢れる
③先輩が作り、その子供たちが成長し、自分の自然習得の内側を話すようになった。

***

このことに関して、

三点目の「自分の自然習得の内側を話すようになった」について

まずは、書きたいと思います。

「自分の自然習得の内側」ときいて、

ピンと来る人はいないかなと思います。

私も、どんなふうにことばにしたらいいのかなと思って、

これを書いたお父さんフェロウにお尋ねしました。

そしたら、

『自然習得のプロセスを自らが体験し、その体験を元にプロセスを言語化できるようになった。
赤ちゃんは話せないから観察するしかなかったが
ということかとおもいます。』

という返信がありまして、

すごく納得!

40年前に始めたころも 今も

ひたすらに「赤ちゃん」たちを観察して

自然習得について こういうことかな?と色々話し合ってきたんです。

当時も今までも 大人の方が 別の言語を自然習得する際に

赤ちゃんの自然習得を観察して気づいたことと、

大人の自分自身が習得していく過程を重ねて気づいたことを

話しながら この活動は地道に行われてきました。

それが今、

かつて 赤ちゃんだった子どもたちが

自分の自然習得のプロセスを意識した家族のもとで成長しながら

そのプロセスを自分自身のことばで語れるようになってきているんです!

確かに!

しかも、42周年を迎えている今、

当時の赤ちゃんたちは 親になって

我が子のこどばの自然習得のプロセスを見つめているんです。

自分の体験と重ねながら。

今までにない 鋭い視点で みつめられている人が

以前より 圧倒的に増えているのではないでしょうか?

***

そして、上の2点

①未知のことばでも同じところから引っかかり始める
②漢字のつながり、ことばのグラデーション、歴史のグラデーションを愉しむ人たちで溢れる

についてですが、

日曜日のオンラインの会で、まさしくその話を聞いたので、

その話を紹介したいと思います。

***

この夏に、キルギス&カザフスタン交流に行かれた方がいまして、

彼女のことばが、まさしく↑上記の①②、

グラデーションを楽しみ、

未知の音にもひっかかりを見つけて楽しんでいました。

***

●カザフスタンに到着してすぐの看板を見たとき、

一番左のカザフ語が目に入った瞬間、

トルコ語の

「ほっしゃか(k)るでぃん」という音が

頭に流れたそうです!

「トルコ語に似てるなぁ~」

って思った旅の始まりだったそうです!

*ちなみに 先にお伝えしますが、

私カザフ語とか その他諸々書けないので、

ひらがなやカタカナ表記で「音」を表していますが、

その点は多めにみてください。

伝え方が非常に難しく、何となくそう聞こえる程度でお願いします。

文字にしていて、違うなぁと思いながら書いている部分もあるのが正直なところです。

2018年に行ったウズベキスタンで我が家もゲル泊しました!

●帰国後、他の人のモンゴルの報告を聞いていたことが、

たくさんの発見につながったという話もしてくださいました!

モンゴル=ゲル

中国=パオ

ロシア=ユルタ

キルギス=ボーズユイ

家族紹介のことばの中に

「ユイブル」という音があったそうです。

でも、なかなか耳馴染みがなくて

Hippoの音源に無い音をつかまえることの難しさを感じていたそうです。

でも、帰国後に、

モンゴル語の家族紹介を聞いていた時に

「ゲルブル」という音を聞いた瞬間、

「家族は ゲルの下に集う集団だから、(ミニ)ゲルブル!

ユイの下に集うから、ユイブル!」

という閃きが舞い降りてきたそうです!

マテリアルに無いことばも、

こうしてふっと音がよみがえってくるのが面白いなと思ったそうです!

確かに、面白いし、この閃きが舞い降りてきた感動はかなり共感できます!

●シルクロードは 古来より人が行きかっていたので、

食べ物の中にも音のグラデーションがたくさんあるなぁという話がでました。

その中で「ラグマン」の話が出てきました!

私は内心キター!!って思いながら見ていました!

『ラグマンは、ラーした麺が入ってるんです。

らーgめん!ラーメンだあ~!って思ったんです。

汁付きであったり、汁なしであったりします。』

私もウズベキスタンの記事で書いたと思いますが、

そのラグマンです!

●色と方角の話も出てきました!

アクジョル:白い道

というい看板をよく見たそうなんですが、

その時はそれでお終い。

帰国後、

トルコの報告を聞いていると、

地中海のことを アク デニス(白い海)

というって話を聞いたそうなんです。

その時に、

ふと、トルコの北に黒海=カラ デニス(黒い海)がある~!

となり

西に白! 北に黒! これって。。。!

と、陰陽五行の方角と色が対応してることを思い出したそうです。

そして、トルコから南に目を向けてみると

紅海があったんです!

クズル デニス!(紅い海)

遠く東で生まれた この陰陽五行説の考えが、

こんなところまでシルクロードにのってやってきてたんだ!

きっとそうだー!って思ったそうです。

そして、

その話を仲間にしたら、

同じように「きっとそうだよ~!」って共感の嵐だったそうです!

私も、そうに違いない!と思いました。

なんてBagusな発見!!

彼女は最後に

『いろんな言語に触れるほど、

きっとこれは、こうなんじゃないかとか

こう言えばいいんじゃないかとか

発見が内側から沸き起こってくる感覚がある。

スザンヌ先生(MIT:マサチューセッツ工科大学教授)の

多くの言語に触れれば触れるほど

次の新しい言語を習得するのが簡単になりますという

言語習得の累積増進モデルはこの感覚だったんじゃないかなと思う。』

と言い表してくれました。

共感しかないです!

*ちなみに、スザンヌ先生の講演を聞いて書いた記事もありますので、

もしよければ、ちらっと覗いてみてください。

さらに、

『地図とか人の頭の中に 国境はあるけれど、

「音」の世界に 国境はない。

「人」と「音」でつながってる。

メタカツ(音をまるごと真似すること)の力を感じた。

キルギスで ことばを パッと聞いて パッと真似したけど、

新しいマテリアル(Hippoの音源)に無いことば(言語)も 

どんどん真似していくことで

新しい気づき:Happen につながっていくんだな。』

と、おっしゃっていました!!

音や文化には 確かに「国境」は存在しないし、

そんな枠というか線は 人間が後から作ったもので、

本来そんなものは やはり存在しないなと 私も思います。

と同時に、

かつてスリランカで衝動買いしたコップを思い出しました。

衝動買いなんて、

私の人生で滅多にないのですが、

これは、今買わないと絶対に後悔すると思った代物です。

( *´艸`)

世界中の「Tea」が集まったコップ!

見たらわかりますが、

「音」のグラデーションを とっても感じます!

スリランカで衝動買いしてしまったコップ。

***

ウズベキスタン編の記事で、

「トルコ語そっくりやん!」と思った話を3つ書いたことがあるので、

合わせてお読みください。

現地の人のことばの動画入りです!

本当にトルコ語にそっくりなウズベキスタン語です!

ウズベキスタンからしたら、トルコ語が似てるのか!( *´艸`)

***

さらに、今回のオンラインの会

新春レクソロジーで 改めて「学びのあり方」にふれ、

過去に書いた「Hippoの理念」に関しても思い出しましたので、

こちらも 合わせて読んでいただけると嬉しいです!

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