Hippoの代表の話を聞きました

その他
出典:「言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ」

1月、新年ということで、

毎年この時期は Hippoの新春レクソロジーという会があります。

今年は今朝オンラインでありました。

各地のHippoの話を聞いていて、

私も こんな山奥でやっているけれど、

みんな楽しんでいるのは どこもかしこも同じだなぁ~

と思いながら聞いていました。

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最後に一時間ほど Hippoの代表の話を聞きました。

話のメインの一つに「学びのあり方」がありました。

出典:『言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ』

「学びのあり方」とは??と思われるかもしれませんが、

上記した『多言語の音の波に自然に浸ろう』という本の

最後のほうに

「あとがきにかえてー学びのあり方」

という章があります。

そこに全て集約されているので、

詳細が気になる方は是非お近くの図書館でリクエストしてみてください。

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その話の中で「教育」の話になりました。

英語では、「education」。

その「Educate」の意味を知っていますか?という話になりました。

語源は、

ラテン語の「EDUCATUS」 で、「E」は「外へ」を意味する接頭語。

「DUCERE」は「導く」で、「能力を導き出す、 引き出す」という意味になるようです。

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最近、 LMPという多言語プレゼンテーションにかかわる時間あるんですが、

その時のことをすごく思い出しました。

*LMPについては、下の記事から詳細にとんでいただけます。

↓↓↓

どういうことかと言いますと、

今LMPの本番を目の前に

各地でプレゼンターたちが

自分の伝えたい内容をパワーポイントを駆使し、

多言語でプレゼン内容を考えているんです。

その考えている時間に、

プレゼンターの気持ちが痛いほど分かるんです。

何が言いたいかが すごく分かるんです。

でも、まだプレゼンター自身が ことばにできていない時があって。。。

その時に、

「こういうことでしょ?」

ってことばを発するわけにはいかないわけなのです。

だって、そのプレゼンターのことばを潰してしまうから。

気持ちは分かるけど、こっちのことばを押し付けるわけにはいかない。

そこで、こっちがどんなことばかけをするかで

プレゼンターが 想いをことばにして返してくれるわけなんです。

そのやり取りをしていて、

「プレゼンター自身のことばを引き出す」ことの大切さをしみじみと感じていました。

そして、

すごいのが プレゼンターから紡ぎ出されることばは

予想の遥か斜め上をいくような

素敵な原石のようなことばだったりするんです。

そうきたかー!

って感激します。

何も言わないで待っててよかった~!って思う瞬間です。

ついつい口を出しそうになってしまうのが つらいところ。。。

でも、

やはりプレゼンターのことばで語られる プレゼンターの想い!

これが最高なのです。

プレゼンターのことばの色を潰すわけにはいかないのです。

そんなことを思い出しながら

話を聞いていました。

***

そのあと、

先日 富士山の麓で大きな合宿があって

その準備会の話のまとめのことが話題に上がりました。

「Hippo40年の蓄積」

「この環境は そんな簡単にはつくれない すごいもの!」

それは何か?というまとめでした。

その合宿に携わってくれている

あるお父さんフェロウ(研究員&ファミリーをひらいている人)が

まとめてくれたものだそうです。

「音から みんなで同じを見つける みんなに起きる

Learn・Aquire→Happen 一緒に分かり始める」

まさしく、

学びってそれだよなと思います。

子どもも大人も どんな仕事をしている人でも

同じ目線で 共に気付き 共に学び合い 分かり合い。。。

例えばですが

大人が答えをあらかじめ用意しておき 

そこへ子どもを引っ張ってくるというのは

やっぱり少し違う気がしました。

元々教師をしていた身なので、

その辺の仕組みのところは分かるのですが、

今 教壇を離れ、

子どもと共に 日々色々な学びの中に身を置いている気がします。

そして、

いつも私なんかが到底考え及びもしないような

すごいものを 子どもたちは見せてくれています。

いつも言いますが、

一見無駄に見える時間の中で

ものすごく輝くものを 最後に見せてくれたりするんです。

あの遠回りは、

このためか!!って思わされたりします。

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「経験・体験談の積み重ねから、

話す場が増えただけでなく、

聞き手の力が伸びた・豊かになった」

まさに、そうだと思います。

私の個人的意見ですが

Hippo最大の魅力は

受け手の層の厚さだと思っています。

受け止めてくれる

引き出してくれる

認めてくれる

親が見えてない子の素晴らしい点を見つけてくれる

などなど

数えきれません!

一朝一夕で作れるものではないのです!

以前も書きましたが、

「多言語自然習得方法分かりました!」といって、

音源だけもって帰る方がいるという話を聞いたことがありますが、

音を一人で聞いていても、多分効果はほぼないです。

「人」と一緒に活動して 初めて意味があるのだと思います。

そのベースが 「ファミリー活動」です。

アウトプットが大事なのは知っているといって 

一人で自主練したところで

生きたことばにはならないと思います。

もちろん その音をもって「人」に会いに行って使うことで自分のものにはなると思いますが、

ここの場は その受け手が ことばにはならないほど

素敵な人であふれてますよ と言いたいです。

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正直、うまくことばでは伝えられていないとは思いますが、

今日の話を聞いて、

ますます 親も子もなく 大人も子どももなく 

共に学びあえる間柄の関係性の中でのフラットな日常が

如何に大切なのかと感じました。

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すぐに正解をもとめる 今の世の中で

仲間と共に 一緒に じっくり考えたり 体験から感じたりすることの大切さを

今一度見つめなおしたいと思いました。

話の終わりに

何人かが感想をシェアしてくれる時間があったのですが、

その中で、

「Hippoは 生き方を提案してくれている」

というものがありました。

私も長らく

「Hippoは生きることそのもの」という

私が感じていることを

よく周りには言っていたのですが、

確かに、

「生き方を提案」ってすごくストンとくる言葉だなと思いました。

また、別の方が

「まわりがものすごく 自分たちをうけとめてくれるので

自分らしくいられる!

自分らしくいることを認めてもらえる場所だと感じている」

とおっしゃっていました。

今の世の中、

すごく生きづらいシーンがあって、

自分を出せずにいる人は多いと思います。

そんな中、こんなことばが出ることが

本当に素敵だなと思いました。

このことばを伝えてくれた方は

まさしく生き生きとした顔をしていて

人生楽しんでる!という感じでした。

さらに、

Hippoの身内ネタで申し訳ありませんが、

「カバジンの話にかさなった」という感想まででて、

とっても楽しい新春wsとなりました!

ちなみに、カバジンとは、

カバの男の子が旅する話ですが、

一見こども用のストーリーに思えますが、

ものすごく深い話、

自分探しの話だなと思っています。

しかも、流れが「起承転結」のような。。。

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最後に最新の情報が飛び込んできました。

先日も少し触れましたが、

Hippoと東京大学、マサチューセッツ工科大学の共同研究が年明けに出され、

3日後のお昼間に記者会見が予定されているそうです!

この様子はYoutubeでも見られるそうなので、

是非ご覧ください!

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今回のオンラインの会で、

ことばのグラデーションについて語ってくれた方がいたので、

その話もまた後日まとめたいと思います!

お楽しみに~!

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