療育開始~半年たって

子育て
子どもが生きやすいように試行錯誤の日々の一コマが分かる写真だなぁ。。。

Hippoの活動をしている方で、

いつも子育てを試行錯誤しながら頑張っているママさんがいます。

すごく頑張りすぎてて ちょっと心配になるくらい。。。

彼女のお子さんは

世に言う「発達障がい」で引っかかり療育に通うことになりました。

『ちょうど一年前、風邪症状で小児科連れて行って、聴診器を嫌がった息子が、医者に唾を吐いたの。ぶーって唇を震わす感じの唾吐き。それを見た医者が「自閉症ですね。支援機関に早めにかかるようにしてください」とバッサリ。そこから私たちの療育先探しが始まった・・・私たち一家の運命の日だったわ。(GW明けに支援センターに相談、5月末に発達検査、そこから事業所へコンタクトとって、通所開始は9月からだったなー、有給がんがん消費してパッパと動いて半年かかる。でも動いておいて良かった。)』

だそうです。

私は、学校で働いていたこともあって

集団の中の個として見たときに そういう部分が見えやすかった経験があり

何となく それに近いものを 我が子に感じていたのもあったので、

いざその話が出たときに ショック!なんてことにはならなかったんですが。。。

これはとっても 大切 且つ デリケートな話だなとは思います。

***

どちらにせよ、

我が子の特性とか

凸凹具合とか

何が得意で何が苦手かとか

そういうことは しっかり把握しておいた方が

親のためにも 

子のためにも

いいです!

だから、私は療育は行った方がいいと思ってます。

その先の生きやすさも変わってくると思います。

もちろん 行った先の先生との相性もあるとは思いますが。。。

*私は 過去に病気で色んな目にあったので「先生」といえど所詮「人」だということは認識しているし、だから、すべてを鵜呑みにするのはよくないと感じています。ですが、我が子とはずっと一緒だから自分一人の目だけで様々なことを判断しないようにするのは大事なんじゃないかなと思っています。

***

で、半年前に療育を始めた頃 

このママさんからもらったメールの内容がこちら。

『保育園でかき氷が出た時の息子(2才児クラス)の様子。ここまで拒否してる姿を見るのは初めてで親として少々ショックでもある。気持ちの折り合いつけるのがしんどそうだな〜。今月から療育開始します。週に二日。1回2時間。本人が生きやすく感じられるようになったらいいな〜と思ってます。』

さらに

療育通い初めて変化したことがいっぱいある!といってまとめたのが
こちら↓↓↓

・文字っぽいものを描くようになった!
・筆記具を持つ抵抗感が減ってきたっぽい!
・療育はウキウキして通ってる

・寝起きが悪くなった(疲れやすくなった?)
・食事量が目に見えて減ってきた(お弁当食べないのになぜ動ける)
・姿勢が悪くなってきた(ふにゃふにゃしてる)
・朝の登園渋りがひどくなった(毎朝汗だくで引きずるように玄関を出る)

後半部分は、療育に通い始めたことが原因ではなくて、
「3歳2ヶ月半のフェーズに入って、息子の特性が強く出てきた」って印象。

***

このメールから半年たったなぁって思って、

お伺いメール入れたら、

『心の底からGrazie mille(T_T)
自然と孤独になっていくからさ、息子の後を追いかけていると。はっと気づくと周りに誰もいない、って感覚になる。かといって(息子と綱引き状態を作ってまで)誰かの近くに戻ろうとするエネルギーも無くて。頻繁に「寂しい」って感覚に陥る前に、自分の感情に蓋をして「無」になろうとすることが増えた気がするな。

2月頃療育通所先から、新年度の目標設定用のアンケートを提出したんだよね、それが「児童発達の5領域」に分けて記入する書類でさ。このタイミングで初めて5領域について知って調べて、息子の半年の変化(できるようになったこと、今もまだ苦手なことなど)を夫と相談して列挙して書き上げて、主だったものをまとめたのが↓の画像の通りかな。

できた!という項目は最初の2行の通り。
特にスイミングでの全体指示が通るようになったのは目に見えた変化だったので感動。それまではボーッと隣のコースを眺めてばかりで、コーチに手をひかれたタイミングでハッと我に返る、という様子だった。ただ、スイミングは毎回同じようなプログラムの繰り返しだから慣れて覚えてきた、というのもあるかも。 4月になって、体操教室の体験授業を受けた時は、コーチから「全体指示では伝わってなくて動けなかったので、個別指導の時に説明したら理解してくれた」というフィードバックがありました。

登園渋りは8月に酷かった→9月療育通所開始で徐々に登園渋り軽減。療育は最初から楽しんで通えてる。→1月の年始で登園渋り再開。3月から軽減。→4月はまあまあの出だし。4月から始まった制服も、7/9回は着れた。(*ノωノ)

あと、発達障害の症状が、時に強くなる子と弱くなる子があるって聞いたことがあるけど、息子は強くなってる気がするかな。自分の要求が通らないと、その瞬間に怒りが爆発するってことが出てきた。力がある分、周りの人に与える影響(誰彼構わず叩いたり、大声を出したり)も目立つ。

私自身の変化は、このメッセージの最初の段落に書いた通りかな。ちょっと悲観的になりがち。息子が成長によって力が強くなっていくのに反比例して、私の体力残が少なくなるのが主要因だと感じている💦

息子は男の子の割には言葉は早い方だと言われていて、今も会話が立派に成り立つ(ように感じる)し、新しい言葉(日本語の副詞や単語)もちょっとずつ増えているから、周りの人は”通じ合えてる”という錯覚に陥るけれど、よくよく息子の視線をたどると、私たちの言葉は、息子の耳に届いても、脳に届いてなさそうだな、と感じることが時々ある。』

だそうです。

ものすごいしっかり見ているんだなぁって思うと同時に、

「できない」こと「できてほしい」ことが

すごくいっぱいあるなぁって思いました。

特に 写真の提出した文章のところ。

「できた」こと 2行に対して

逆のことが列挙してるんですが、

よく見たら!!!

いやいやいや。。。。我が家のBoysだってできてないよ!(/ω\)

ってことがいっぱい!

お風呂上りに「Legoじゃなくて、はよパンツはいて~!」って毎日くらい言ってますけど(/ω\)

こどもなんてそんなもんだよ~!

って思わず音声メッセージ送ってしまいました。

そしたら、

『一人っ子だから、やっぱり息子のことばかり細かく見すぎちゃってるんだー💦言われて初めて気づいたよ・・・あと、世間一般の幼児の成長を私は何も分かってなかったな。 息子はそれを習得できてるのか?できてないのか?というのはHaru一家の話聞くと はて?私(と夫)は何を基準に「できないこと」を書いていたんだろう・・・となった。架空の優等生と息子を比較してたんかな・・・。』

って返事がきました!

いや、でもすごく分かるなぁと思うのです。

私も長男一人目の時に

元気すぎるから道場に連れて行って

少しでも疲れて早く寝てもらおう作戦に出たんですが、

逆にどんどん体力付いちゃって。。。。

でも、体の動かし方が、なかなか身につかず

いちいち気になって口を出してしまい・・・

つまり、見るところが1つなもので、

気になって仕方なくて。。。

でも、

二男が生まれたあとに初めて 気づきました。

赤ちゃんの二男を抱えながら道場に座っていると

手も足も口も出す余裕はなく、

気付けば 気になることに対しても

だんだん待てるようになり、

他の年上の練習生たちが長男の成長を促してくれている姿をみて

「あー私、過干渉やったんかも」

って思ったものです。

***

音声メッセージの後の 彼女の返事

『唾吐きは衝動・本能からやってるって感じはする。誰かの真似がきっかけ?と考えてもそれが誰なのか心当たりはないかな。「自閉症 唾吐き」で検索すると、Haruの言う通り「周りの注目を呼び寄せるから」って出てくる。

興奮して楽しい気分が最高潮になった時に唾を吐いたのはこれまでに一回しか知らない。(私の実家で私の母が遊び相手になってくれてた時)他は全部、嫌な気分になった時に唾を吐く。主に私が「それはだめ」と息子の欲求を強制終了させたときかな。不幸中の幸いで、今のところ唾吐きの相手は私のみなの。最近は唾だけじゃなくて爪で顔をひっかかれるのも加わって、顔を洗うと沁みる。

食事のことも、私自身が食に自信が持てなくて息子の健康にプレッシャーに感じてたけど、Haruのメッセージで気持ちが軽くなったよ。そういえば最近、私のお皿からお肉を自分でつまんで食べることがあったな、と気づいた。(これまで、息子用のおかずは手付かず状態が続いたので、最近息子用によそってなかった)欲してる栄養素の話、納得。いつでも手を伸ばせるように、食卓の上に、無理のない程度にいろんな食材並べたいねえ。人工甘味料には確かに気をつけたい。ほっとくとぶくぶくに太りそう』

↑食事に関しては

私も自信なんて全くないです。

というか、余裕がない!

でも、昔聞いた&本で読んだ話に

『子どもは自分が必要な栄養素を知っている』

というものがあります。

大概の子どもは 今エネルギーが必要!

だから、ご飯とかうどんとかが好きで、

野菜はあんまり好まないって話です。

これ、なんかすごく腑に落ちるんです。

大人になると自然と野菜も好きになるし、

食べ物の好みが変わるというよりは

必要なものが変化してくるんだろうなぁと思ったり。。。

もちろん、おかしとかで感覚鈍ってる場合は違うとは思いますが。。。

我が家で言うと、

やっぱりご飯が一番好き。

でも、お肉も魚も野菜も好きです。

徐々に好きが増えてきている感じはありました。

その中で面白いのが「トマト」。

みんなトマト大好きなんですが、

毎日続けて出すとピタッと食べない日が来ます。

まだ2才とか1才でもそうでした。

飽きるとか そういうわけじゃない感じに見えました。

多分、トマトの栄養素足りてる状態だから

ほしい!って体がならなかったんだろうなっておもうのです。

実は「ご飯」でもそんなことがありました。

あんなにご飯好きなのに、

ピタッと食べない時があって、びっくりします。

他にも、

ご飯食べてる時に

「ちょっともういい」

って言われて、残すことを極端に嫌う私は それを許さなかったんです。

そして無理して食べた結果、吐いちゃったんです!

普段食べ残したりしない子だし、

そこで調子悪いってことに気付けばよかったんだけど

子どもの体調不良て急な時が多くて。。。

そんなあからさまな予兆に気付けなかった私が悪いんですが、

それも同じ話だなと思うのです。

子どもは自分の体を分かってるんだろうなって

それを大人が分かることばにして伝えてくれるわけじゃないだけで。。。

**

続きです

本とか踏んでしまう件に関してかな?
『床にシールを貼るって発想、イイね。逆手に取るというか、面白そうなことへひっくり返しちゃうところ、素敵。

最後、ニコニコで・・・ってところね、恥ずかしながら、笑えてないのよね、最近。気恥ずかしくて笑えなくなってきちゃってるところすらあって。(思春期の男子みたく・・・)私が無表情でいると、時々、息子が「ママ、大好き」って言ってくれるのね。もう、それは息子の最後の願いなのかな、っていうくらい儚げでさ。申し訳ないよね。でも、ニコって笑えないの、私。だからせめて、ぎゅってしてあげて、棒読みだけど「私も大好きだよ」を精一杯言ってみるんだよね。

1月くらいまでは「パパは怒るから嫌い、ママはニコニコしてるから好き」って息子言ってたんだけど、それすら言わなくなってきたかも。

↑これは、2024/9月に、保育園の先生と面談を受けた時のメモ。表向きは「上級生クラスの見学会」だったけど、主目的は↑このことを私たち夫婦に伝えたることだったみたい。

この日を境に私は放任主義を辞めて、怒ることが増えた/ニコニコが減った な、ってHaruのメッセージを聴きながら思い出した。
先生の心配していることも尤もだから、忘れないでおきたいけれど、自分のニコニコをもっと大事にしていこうかな、と昨日今日で思うようになったよ。』

***

他にもいっぱいやり取りしました。

これは あくまでも 彼女の心の叫びの一部です。

全部を通していえるのは、

こんなに真面目に色々がんばっているお母さんは

きっと かなりの人数います。

そして、悲しいかな。。。きっと孤立してると思うのです。

Hippoっていうこんなにも人間育てには最高の場所に所属しているにも関わらず

思い悩む人はいるんだから当然 厳しい状況で

子育てしてるんじゃないかなと思うのです。

同じように子育て真っ最中の私からいわせれば

お母さんの笑顔が一番大事だということ。

周りの ちょっとした一言で 心安らぐこともあります。

もう少し どうにか 子育てしやすい状況を!!って本当に心から思います。

彼女のように

真剣に取り組んできたことも 評価されず

不安で やり場のない想いを抱えてるママたちに伝えたいです。

子育ては一人でしちゃだめだよって。

哺乳類は一人で育てるようにはできてません。

みんなで 育ちあうべき。

そして、

プロセスです!

遅くてもゆっくりでも

順に育っていくから、

完璧を最初から求めないで、

理想や誰が別の人と比べるんじゃなくて

比べるなら 過去の、

昨日の我が子、昨日の自分と比べてください。

それも、

二歩進んで三歩下がるみたいな日々の中にいるんだって認識を忘れないでほしいです。

こんなこと書いてるけど、

我が家だって 毎日絶叫だし、

家は足の踏み場を作るので精いっぱいだけど、

でも、毎日ガミガミの中に、

ニコニコは絶対あります!

夜寝てる子どもに対して

謝ることのないように

みんなで一緒に育てようよ~!

って、

彼女の叫びを聞いて

改めて思った次第です!

***

伝わったらいいなぁ~

今精一杯がんばってる人に。

がんばらんでいいで~♪

一緒に楽しも~♪

***

過去に書いた発達凸凹に関する話

↑こんな風に

子どもの特性を理解して

いいところや すごいところを

伸ばしてあげたいです♪

***

追記 

彼女から返信ありました!

嬉しいコメントだったのでシェアします!

『いろいろ話したーい!ってことがある中で、これだけ言わせてw「みんなで 育ちあう」Haruの言葉で好きなところ。これ、最初は「育て合う」の誤植かなと思ったの。そのあとで、石村さんの方のブログ記事にも「育ちあう」ってHaruが使ってたから、あ、「(複数の大人が子どもたちを)育てあう」じゃなくて、「(大人も子どもも平等に)育ちあう」って意味だったんだ!!!ってやっと分かったの。その瞬間、感動の波が押し寄せてきた!😭ありがとうね〜〜〜』

***

さらに、これを読んだ方が
自分の子育てについての過去の話を
シェアしてくださいました!!

続きこちら
↓↓↓

コメント

  1. ナッツ より:

    久々コメント。⤴️煮詰まってるママの話も、HARUの話も了解めっちゃ分かる。私は小学校に入ってから療育をするハメになった。いっぱいぶつかったし、ケンカしたし、お互い泣いたけど、今、高校生になっても療育で得た信頼をしっかり信じてくれてて、素直に相談もしてくるし、ちょっと遠出したら手を繋いで歩いてくれる😁要は、不安なんだよね、お互いに。

    • Haru より:

      熱出たときとかに、手当てするっていうけどさ、本当「手」ってすごいよね。手、当ててるだけで、繋がってるだけで、本当によくなってくるものがあるし、こころが穏やかになってくるというか。。。
      そうだね~。不安ね。確かにね。なんというか、やっぱり「知る」って大事だね。別に知識だけじゃなくて、「知る」って大事。みんなばらばらに不安抱えてないで、こうして繋がれるだけで、気が楽になる部分があるなぁと思いました♪コメントMerci♪

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