毎年たくさんの子どもたちが 青少年交流に出かけています。
そして、多くの子どもたちが素敵な成長をとげています。
青少年交流については、
↑上の記事を読んでみてください。
我が家は今年初めて それに参戦できました!
二男が中国の太湖大学堂へ
長男がオンラインだけどロシアの子と交流しました。
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春休みにもそのチャンスはあるのですが、
特に夏休みがすごいです!
1ヵ月もホームステイするプログラムがあるのです。
その1ヵ月のアメリカ交流に参加した中学1年生の手記がこころに留まったので
本人の許可をいただきまして紹介させていただきます。
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HippoではHippoネームを使います。
彼のHippoネームは「こたって〜」。

この文の何に惹かれたか・・・
まずは、
2時間も「やさしさについて」、ママと話し合ったという事実。
そして、
『自分のことは自分が一番知っている』と言い切れる彼自身に惹かれたのかなと思います。
少なくとも、
私はこの年になっても
まだ仲間に「Haruは~だねぇ」って言われて
初めてハッとすることがあったり・・・
ここで育つと 自分のことも早くから見つめられるのか?
もしくは
これも 赤ちゃんの時にみんなが持ってる力で持ち続けられるってことなのか。。。
後者かな。
うん。多分後者ですね。
「わかる」しかない世界に住んでいるべべたち。
そのまま成長できるんだと思います。
「わかる」とか「できる」とか
そこにフォーカスでき続けるって
実はすごい力。
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さらに、
『人の経験を聞くのは、その人の人生を貰うくらいのこと』
これは常々 私も思っています。
その分の経験を上乗せできるなって…
とてもありがたいことだと思います。
さらに、聞くことで、
例えば、
同じミスを繰り返さずに済んだり、
繰り返したとしても、軽症ですむという利点があります。
知ってる分、同じ目にあっても予想できていた分ましというか。。。
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この手記には続きがあって、
お母さんのことばも載ってるんです。
元々
彼の体験を聞いて、感動した近所のフェロウさんが
地域の小中学校や園を訪問するときように
ことばにしてもらったそうで、
その時に 親のことばも入れてそれを作ったのです。
そのフェロウさんのことばから、どれだけ感動したのかが伝わります。
『ヒッポの環境で育ったからこその
ことばを見つけていく感性、
ホスト家族に向き合う交流のエピソードが
あまりの感動で心が震えました。』
ということで、
お母さんのことばも紹介させてもらいます。

お母さんの素直な驚きもまた素敵!
いかに いつも自然にこの環境を作ってきたか!なのかなと思います。
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彼が小さいときから 近くでずっと見守っていた
このご近所のフェロウさんは、
彼のことを
『ファミリーのメンバー大人も子どもたちからも愛される存在。
特別にすごいって子どもではなく、
ごくごく普通。
文字を書くのが嫌いで、
(交流に行く前に書く)調査表に
好きなものは「ポケモン」しか書かなかった。
周りが、もっと書いたら?
空手、バイオリン、ダンスとかやってるじゃん?
と言っても、
「ポケモン」だけです。
と言い切る潔さ。(ハラショー)』
と教えてくださいました。
自分に正直なんだな~って思います。
なんだろう、、、
やはり、いろいろ自分をアピールしようと思えば
いっぱい書けばいいって思うけれど、
そこは 嘘のないことばしか出せないんだろうなって思いました。
***
さらに このフェロウさんの彼に対する ことばは続きます。
『人懐っこいのは天才的で、
講座&ワークショップに来てくれた 新しい参加者の子どもと
以前から友達だったかのように仲良くなってしまう。
もちろん、
大人にも すごくフレンドリー。
優等生的に良い子というより、
自分らしさをそのまま表現する素直さが魅力的。
だから、
自分の話したいことを飾ることなく話したいように話す。
ファミリーに来る時は、下駄履いて、
夕食の弁当たべてる。
家では、音源もたくさん流れているし、
上のお姉ちゃんが
メヒコ、ベルギーへ、イヤロンに参加。
その渦中にも
インジャパン生を受け入れたり、
家の中でも多言語が自然に耳に入ってくる。
こたって〜もその中で気負うことなく
話しているんだと思う。
地域のいろんなファミリーにも出かけております。
そんなこたって〜だから
奇想天外な交流になるかもね。
なんて予想してたけど、
予想を遥かに上回って、
ママと心の中の話をした事。
英語がわかる、
わからない
範疇を超えて、
自分の感覚でことばを表現するという潜んでいたいた可能性が、現れてきたんだな。
と、感じる。』
だそうです。
とても素敵なファミリーに受け入れてもらえたんだなということと、
やっぱり
家庭の中がいい!!と思いました。
多言語が 自然にある環境なんだなって!
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彼の所属フェロウさんからも彼の話を聴くことができましたので
ちょっと紹介します。
『こたってーは帰国後、写真を見ながら英語もとっても自然に口に出していて、
英語で聞くと、考えることなく自然に答えが英語で返ってくるの、
返ってくる英語がまた柔らかい
学校で習うような難しいことばでなく、自分の知ってることば
そんな音 知ってるんだって思うようなことばでさらりと言ってのける感じ。』
わかるなぁ~。
うちの子どもたちが、そうなんです。
全部 中1で習うような 簡単なことばなんだけど、
よどみなく自然に口から出てて、楽そうにしゃべってます。
きっと 今彼は そんな感じなんだろうなって思います。
***
でも、やっぱり交流に行く前から
既に片鱗は見えていたそうです!
『いく前から、その兆候?みたいなのはあったよ!
受け入れしてるインジャパン生(ヒッポの子じゃないけど)とは英語で話してたし、
(交流)準備の紙芝居も、英語で話したらなんて言ったことないけど、
結構英語で自己紹介や好きなことなんか話してた。
こたってーの家族は頻繁に受け入れしてて、
ここ2年はイヤロン生(ヒッポじゃないけど)を続けて受け入れしてたり、
お姉ちゃんの韓国のホストが来たり、
聞くだけじゃなくて家でも多言語を話す環境がある感じで、
それもこたってーがやわらかくことばを出せることにつながってるのかなって思います。』
そう!確実にそうだと思います!!
柔らかさには、絶対環境が作用してると思うのです。
兆候あったのが、向こうで爆発って感じなんだろうなぁ~
おもしろいなぁ~
ここまで爆発するのには、
環境が濃かったからとしか言いようがないと思います!
もちろん、個人差もいろいろあるとは思いますが、
普段 どれだけ自然に多言語が飛び交う中にいるか。。。
ここがポイントだと思います。
例えば日本語と英語だけの環境だと、
こうはならなかったんじゃないかなって思うのです。
理由は
そして、重要なのは
やっぱり「場」です!
創始者のさかっちゃんのことばを借りるなら、
「豊かな言語場!
人間のことばが育つ環境というのは
嘘でない 豊かな人間が作り出す環境が大事。」
本当に
それを目の前で実践してきて
子どもたちも 自分も すごく成長を感じています。
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話は戻りますが、
彼のホストママが
こたって~のお母さんに送ったメールも見せてもらいました。
内容の詳細は伏せますが、
こたって~のアメリカでの成長の
その瞬間瞬間を伝えたくてうずうずしてるママの想いが
ものすごく伝わってくる内容でした。
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彼のフェロウさんが
この家族の「環境」の作り方について最後に触れてくれたんですが、
『その環境を作ってる家族のみんなも楽しんでる、
子どものためにやってないからいいんだよね。』
っておっしゃられていました!!
家族ひとりひとりが
自然にお互いの環境になりあっている姿が
目に浮かぶようでした!
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最後に、
余談ですが、
後で発覚したのですが、
私以前
こたって~のお姉ちゃんに出会っていたんです!!
↑この時に出会った子たちの中にいたんです!!
フェロウさんの名前を聞いて知ってたから、
この子に会ったよ~メンバーさんなんでしょ~
って送ってたんです!

私の中で全くつながってはいなかったのですが、
今回このフェロウさんに教えてもらって
カシャン!とつながりました!!
人の縁って 本当に不思議。
つながるなぁって思います。
そして、
今彼女のことを思い出して、
ひたすら納得!
めっちゃ柔らかいお姉ちゃんだったんです。
彼女の弟なら、
そりゃぁきっと柔らかい!間違いない!
1ヵ月の大冒険で爆発するのも
必然だったんだろうと思いました。
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もう一度言います。
「環境」は、あるものではないのです。
意識的に作るもの。
豊かな言語場から生まれるものは、
いろんなことばがしゃべれるってだけの人間ではないのです。
人間が柔らかく育つ。。。などなど
その可能性は未知数。
日常に「多言語を」♪ぜひ♪
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追記
なんとー!
こたって~のお母さんから
まさかの連絡が!!
アメリカのママからメールが来たそうなんですが。。。
『なんと、コタッテーへの愛は、止まることを知らない。
11/14が息子の誕生日なんですが、サプライズで会いにきてくれるんです!!』
🤣🤣🤣えええー!!
よく交流で仲良くなった間柄で
行き来は聞きますが、
こんなに速攻会いに来てくれる話も
そうそうないような。。。🤣







