最近いろんなことを感じますが、
ことばにするのが追い付かなくて。。。
うまく伝わるかわからないけど、
なんとなくまとめてみます。
↑ここに書いたように、
今また自分の中で別のフェーズに入った気がしていて、
どんな音でもサクッと即まねできる感じになってきてるけど、
特に音源が聞こえるとか、
細かい部分が聞こえるとか、
そういうわけではなくて、
なんだか何も特に聞こえてこないけど、
真似してうたえてる自分がいます。
そんな日常に大好きなKちゃんが来てくれて、
一緒にうたってくれたことで気づいたんです。
久々にうたったスワヒリ語が思いのほかうたえたのは、
やはり「ことばはひとつ」で、
そういうことばの「核」になる部分が育っているから、
うたってなかったスワヒリ語も進化するんだろうなって。。。
ちなみにこのところずっとリクエストしてたのは
マレーシア語です。
特に意味はないけど。🤣
*****
そんな時、
ある話が聞こえてきました。
「交流に出かける前に、その国の音源をたくさんうたっていったのに
全然話せなかった!」
個人的にいえば、
そんな簡単にすらすら話せるようにはならないというか。。。
赤ちゃんだって何年もかかってるのに、
大人の私たちがそんな一瞬でってのは無理な話な気がします。
↑スザンヌ先生も「Time!」と言っている通り
個人差はあれど、時は必要。
そもそも、
「話せる」っていう定義もあいまい。
みんなそれぞれに何をもって「話せる」と言っているのか。
それでずいぶん話も違います。
かつて素敵な話を聞いたので紹介↓↓
それは、さておき、
そんな話で盛り上がっていたら、
山奥のフェロウさんNが面白いことをLINEに投げてくれました。
その前後のLINEも重ねて紹介します。
↓まず、関東のフェロウさんSYのことばから・・・
*SYは、この夏交流にいったアメリカで「英語」に関していろいろなことを感じたそうです。
*メタかつ(多言語の音源を真似してうたう)
『そうそう、正解大好き&近道大好きの私は、私のメタ活間違えてた〜!!
ってめっちゃ思ったんだよね。
でも、いろんなメタ活が大事!!という話も、他のところで出たりして、
でも特に私のように考えがちな人は
意味や文法を見つけようとして歌うのではなく、
思いっきり調と拍を楽しみながら、
【歌う】
のが良いんだなぁって。
意味や文法を見つけようとして歌うと、
話すときにもその感じになって、
話してること以外のところに、
脳みその多くが持っていかれて、
人の話がわからなくなり、
音が聞こえなくなっちゃう。
あと、【音】を感じながら歌う事が、めっちゃ大事で、
そうやって歌ってると、
人の音、自然と貰える体質になるって感じ。
体質改善って言ったけど、
元々赤ちゃんみんなやってて
大人になると
退化する
その力をメタ活で思い出させるって感じなのかも。』
共感しかないけど、そのあと、
私が、今音源聞こえてる感ないけど
めちゃうたえるねーん!って話をしてたら、
そこに、山奥のフェロウNから一言入ったんです。
*Nはかつてタイで住んでいました&英語はぺらぺら~。
『私は、音源のタイ語がなかなか入ってこんのよ。
すんごいコマ切れには入ってくるんやけど。
で、たぶんそれは、みんなが言ってることに繋がるんやろうなぁって思いました~!』
そういえば、Nのその部分まだ掘り下げてなかった!!
って思ったのと同時に、
英語とタイ語の違いについてどう感じるか聞いてみました。
↓Nの返事!
『英語は一旦リズムに乗るとほぼ話せるんよね、感覚的に。
タイ語はまだ絞り出して並べていく感じ。
でも、頭の中で探してるのよ、単語を。
ちなみに、英語とスペイン語の間にタイ語はおるわ!
ほんで、タイでは生徒かお店の人、あるいは近所のおばちゃんたちと、
超日常会話してしなかったから、その音は入ってるけど、ストーリーじゃないんよなぁ〜
ボキャブラリーが少ない。
細切れってのも、ボキャブラリーを探している感覚かもー!
すんごい抽象的な説明、コートーカ🤣』
だそうです!
なんとなくわかる。
私、それマレーシア語だったかも?
でも、私のマレー語はもっともっと少なくて。。。
あと、韓国語もそんな感じかも。。。
ちなみに、韓国語は完全にファミリーで育っています。
この13年で、ファミリーのみんなにもらった音がずいぶんたまってきていて、
音源の中にもみんなの音があるし、
みんなからもらった音が音源から聞こえてきます。
***
で、そのあと、
同じくタイに縁のあるRが、
『一連のやり取りの中の、極一部だけど、自分に引っかかった部分なのでリプライさせてもらうね。
Nの英語(リズムに乗って話せる)とタイ語(細切れに聞こえる)の感覚が私にとってはちょうど反対。
タイ語は文章の頭から最後までを聞くと意味がわかって、
一方で英語は単語単語が頭に強めに残る感じで
ふとすると文章の総意が掴みきれない。
もしかしたら日本語経験4年の息子にとっても、
昨年は単語単語がvividに聞こえていて、
今は文章で聞こえるようになってるのかも・・・と想像したり。
あと、ヒッポの本流とは違うかもだけど、音読に関する発見もシェアさせてほしい。
3年前にHippoに入って、
半年してからタイ語テキストを入手して、張り切って読んでみたら、
文字を目で追うと、当時、意味が頭に全く入ってこなかったの。
ちょっぴりショックだった。
今朝、久しぶりに読んでみたら、
今度は、意味が頭に入ってきた。
2年経って、音源に耳が馴染んでくると(赤ちゃんから幼児レベルに成長すると)、
こんなふうに脳みそが進化するのか〜と感慨深い変化を実感しました。』
だそうです!
すごくおもしろい。
文字に対する理解具合も、
意味が頭に入ってくる感じってのが
すごくわかりやすい表現だなと思いました。
赤ちゃんだと
そのプロセスをことばにして人に伝えることはできないけれど、
そこを伝えられる大人が「赤ちゃん」をすることで
そのプロセスが見える化して、おもしろいです。
***
文字を読むことに関して、
我が家の長男が中学校に上がって教科書をもらった時の感想が面白かったので
シェアしておきます。
簡単に言うと
「読める!」ってことと、
「こんなに簡単でいいのか?」って思ったそうです。
詳細は↓下のブログを読んでもらえればわかるんだけど、
ようは、
12歳までずっと英語を含む 多言語の音の中で育った子にとって、
6歳で習う日本語(国語)の教科書を読むより
12歳で読む英語の教科書は簡単だったそうです。
そりゃ、
中1なのに、教科書の中身が小1の内容なら
簡単としか言えない・・・
あえて言えば、
もうすでに知っていることに対して、
「そっかーこれを現在形っていうんだ~
仮定法っていうんだ~」
という風な感じで授業を受けていたようです。
***
話はもどって、
いろんな話でもりあがったんですが、
最後に
聞き取るときに
部分を気にすると全体で何を言ってるかつかめなくなるけど、
部分部分 知っている音をキャッチしながら
なんとなく全体を聞くことで、
言われていることがわかるよね~
状況的にも、相手の言いたいことわかるしね~
っていう話になりました。
ふと、
数少ない聞き取れた音を頼りに
相手の言いたいことを想像してつかむ!?
いやいやいや、、、
日本人 それ絶対できるやん!って思ったんです。
日本語って
ことばの裏に隠された思いを
察しろよ!的に話すけど、
それを理解、想像できる日本人って実はすごくて、
常に数少ない情報から全体をつかもうとしてるんだ。。。と思ったんです。
つまり、
それって、
日本人が多言語習得できないわけないじゃない。。。
って結論に至りました🤣
伝わる??🤣
追記
伝わりやすいか
伝わりにくいか不明ですが、
正確?なことばを使って書きますと、
日本語は「ハイコンテクスト文化」といって、
ことばで説明しなくても察し合うことでわかり合える文化です。
この「ハイコンテクスト文化」は、
もちろん発達凸凹も関係したりと、個人差はありますが、
日本では「空気を読む」「あ・うんの呼吸」などなど・・・
ってことばがあるくらいには「察する文化」です。
ある種 回りくどいときもありますが🤣
そんなわけで、
そこまで察せるなら、
ちょっと聞き取れたら
全体くみ取ってなんとなく会話するの、
得意なはず。
自分はできない!っていう自分でかけた呪縛を解くのが第一歩というか、、、
「思ったほど話せなかった」ってのも、
先に、こんな自分になれるかも!っていう大人特有の期待(無意識だとしても)が大きかったのかも?
赤ちゃんたちは、そんな「前提」を自分の中でつくってないとおもうのです。
「できない」を見がちなのが大人・・・
多言語することで、「できる」にフォーカスできる自分になったって
講演会でよく話させてもらうんですが、
それって、やっぱりすごい強みだったんだなと改めて感じました。
***
余談
タイトルで、「日本人」って使ってるけど、
別に「日本人」じゃなくても「誰でも」できますので。🤣
環境さえあれば
だれでも
どんなことばでも
何歳からでも
いくつでも(何言語でも)
話せますので!!
時間はかかるけど、
その分「母語」としてはいるので、
忘れません。
テスト前の一夜漬けの内容は忘れるけど、
日常に落とし込んで母語として入った多言語は忘れません。
&
話せるとか
話せないとか
べべは考えてない
人間はそもそも
言語化する存在だと思う。
***
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