コロナ自粛の時に繋がった縁で
『量子力学の冒険』を読み始めた長男。
ただただ読むのが面白いんだろう
数式の時なんか特に楽しそうだし
と思ってはいても
隣で聞いていて
これのどこが楽しいのかは分からないのだけど
我が子が楽しそうなのは親も嬉しいものです。
付き合うコツは、
こっちもその時間の楽しみを見つけること。
というわけで、
長男がありったけの想像力を発揮して熟語を読んでいく
その当たりのつけ方が面白くて聞き続けていました。
「あ~そう読むのね。」
「あれ?昨日まで間違ってたのに、読めるようになってるわ・・・」
などなど
面白いのが、日本語で書いていなくても
音を知っていれば意外と読める事実。
8才でも同じでした。
例を挙げるとすれば、
Vamos!バモス!
8才でも「バモス!」読めてました。
まぁ、文字のままと言えばそのままですが。
でも、
EinsteinやHeisenbergも読めていました。
初めてみた時
「eイン。。あ~アインシュタインか」
と、一瞬考えたかな?
それだけで、あとは何度出て来ても
何の迷いもなく「アインシュタイン」と読んでいました。
「干渉」は結構長い間「かんぽ」と読んでいたりもしましたが。
で、
前回、大事なのはここからです!
で、終わっていたのですが
『量子力学の冒険』の最終章だったか
おわりに
だったかのあたりで…
長男が突然叫んだんです。
「え!?またひっくり返るの?」
って。
で、私、何々??
ってあっけにとられてたら
ざざざざざーっとページを前にめくり
何ページか戻って
「ほら、ここでこう言ってる。」
また何ページか戻って
「で、ここでもこれ。。。何回ひっくりかえされるん!?」
って言ったのです。
衝撃でした。
ただただ文字を追うのが楽しくて
数式を読むのが楽しくて
時々みんなに褒められたりするのが嬉しくて
読んでるのかな~と思っていたんです。
私はひたすら彼の文字の読み方だけを追っていて
「あ~今日はこう読むんだ!」
「すごい!当たりのつけ方!」
「いい線いってるなぁ~」
とか思っていたわけです。
読みかたばかり見ていて。。。
つまり部分にばかり囚われていて。。。
一方
長男は全体を見ていたんです。
全体を把握しながら読んでいたんです。
漢字の読み方とかは間違いつつも
内容を理解していないときも勿論あるんだけど
いや、ほぼ分かってはいなかったはずではあるんだけど
大まかにはつかんでいたわけです。
ざっくり分かっていた。
分かるところだけ分かりながら読み進めていたのです。
本当に衝撃でした。
部分にとらわれていた母と
全体を大きく把握していた長男。
正直、かなり恥ずかしかったです。
子どもに教わることは
多々ありますが、
今回もまさしくその事案でした。
続きます!