トラカレ準備会with中村桂子先生(トラカレ準備⑪)

輪読・講座
My生命誌絵巻を見せているシーン

前日に「いのちの話」を聞かせてもらった翌日、

つまり昨夜、

中村桂子先生と トラカレ準備会をさせていただきました。

先生は 本番に話す内容を

この準備会で決めるタイプの方でした。

ということで、

準備会でのわいわいが、本番の話の中身につながっていくそうです!

すごく 楽しみです!

***

この日の準備会では、先生に

この日までの流れをシェアするところから始まりました。

大きく分けると

・先生との縁:作り手として手を挙げさせてもらった経緯
・生命誌館への遠足→シェア→課題図書決定『あそぶ』
・輪読&朗読開始
・実際にとりさんの命をいただく
・いのちの話

という流れが今迄にあったという話をしました。

実は、裏では 予想外のことがあり、

もう少し丁寧にシェアしたかったという思いはありましたが、

目的である「先生と仲良くなる」は 達成されましたし、

伝えたかったことは 全部伝わったと思うので、

結論だけ言えば とてもとてもいい会でした。

***

その中でも 心に残ったことを3つにまとめて書き残しておきます。

①【ことばを重ねてきた結果が出た】
②【子どもが勝手に出てくる!】
③【司会を任せたことで見えたもの】

*****

①【ことばを重ねてきた結果が出た】

シェアをものすごく大切に時間をかけてしてきた結果が出たと思いました。

これは、体験会や講演会でも言えたことなんですが、

たくさんたくさん話してきたので、

気持ちが昇華されているだけでなく

自己分析できていて、

今迄は、そこまでことばになっていなかったことを

ママさんたちがことばにしてくれていたなぁと思います。

例えば、

ニワトリさんの命をいただいた話。

この体験をしたママさんは、

自分が参加したかったわけではないけれど という話は

今迄ことばとして聞いていましたが、

今回はっきりと「私は長男を見ていた」とはっきりおっしゃってました。

そうなんです。

伝わってはいました。

彼女は長男君のためだけに あの場に踏みとどまっていたんだなと。

そして、

つぶさに その動向を見届け、

長男君の複雑な表情や その心の内を 必死に受け止めていたんです。

すごく分かります。

例えば病気とかで

子どもがしんどい思いをするなら変わってあげたいような・・・

無理なんだけど、

子どもが心配で 

でも、どうにもしてあげられない。。。

見守るしかない。

その状態。

まさに その状態に彼女はいたんだと思います。

正直、逃げられた事態でした。

でも、我が子が立ち向かうから、

覚悟を持った目で 目をそらさずに 挑んでいったから、

彼女も そこにいたんだと思うのです。

そういう経緯や感情が 

すべてあの一言に収まっていたなぁと思いました。

ほかにも、

ゴキブリが大好きな子のママさん。

ゴキブリがどうして嫌われているか分からない。。。

それを好きと公言する我が子。

なんで嫌われるのか?という純粋な問いに

どう対応したらいいのか、

長年悩んでおられたようでした。

友達付き合いだって気になるし、

その問いに対する適当な答えも分からない。

一緒に図書館に行っても 答えが見つからない。

「衛生面」のことを他の大人から言われるくらい。

それに対して、

中村先生は、

「本来はゴキブリさんは森の中にいたのよ。
人間がつくってしまったゴキブリの生き方なのに
家に入ってきたら嫌う。人間って勝手よね。
他の虫と何も変わらないのにね。」

とおっしゃってくれまして・・・

このママさんはすごく救われたようでした。

さらに、

彼女が植物のいのちの話もしてくれました。

全部がつながっている。

植物のいのちも 全部同じ

生きもののいのち。

いのちをいただくことで、

いのちがぐるぐるまわる。

それは、みんなの体になってる。

いのちとして つながってる。

そんな話に展開していきました。

別に打ち合わせなんて 一個もしてないのに

みんなの声で もれなく全て伝えたいことを網羅してしまってました。

しかも、

ちゃんと先生が大好きなことば「愛でて」が動詞として使われていました!

これも又 一瞬でしたが、おお!っと思いました。

他にも そのたった一言に気づいた方がいて、

みんなに後で シェアしてくださっていました!

きっと

このところ毎日のように本を読んでは シェア

ということをかなりコマめにしていたから

こういう時に 自然とことばが紡がれていってるんだろうと

本当に そう思いました。

伝え損ねた部分は ありませんでした。

みんなで今迄の流れ、

つまり 考えたこと 感じたこと、経験したことを 

全部伝えられたんじゃないかと思います。

*****

②【子どもが勝手に出てくる!】

Zoomの時代になって よく聞くのが

・子どもが出てこない。
・どうやって子どもを巻き込もうか?

という話。

子どもは 楽しいことに寄ってきます。

子どもは 子どもに寄ってきます。

今回も まさに それが立証されていたと思いました。

子どもを見ていたら、

何に心を打たれているか分かります。

ちょっとそれを把握して、

そっと背中を押す感じ。

私は いつもカーリングに例えるんですが、

レールを引いたら子どもは逃げます。

でも、

カーリングの選手みたいに

広めに削っておくと

自分からしたいことを見つけて寄って来てくれる感じ。

本当に、素直に 嘘無く 突き進んでくれます。

あとは、やりたいスイッチが入った瞬間を逃さない!

それで、全部回ると思います。

こっちが用意したら絶対乗ってくれません。

そういうちょっとしたことを

日々の手間と思わないで一緒に付き合ってみたら、

私にも見えるものがぐんと変わったという過去があります。

”いつか”に つながると確信して 一緒に時を楽しむ。

無駄に見えるんだけど、 一緒に楽しむ!!

手も足も口も出さずに、寄り添う!

我慢のしどこです。( *´艸`)

その結果、

子どもたちが勝手に場に出てきました。

本読みの時点で分かっていたことでした。

上の子が読み始めたら

そこから順に どんどん下の子が出てくるんです。

みんな ちょっと上の子が大好きで憧れてるから

真似したい!

そして、あの子がしてるなら 私も。

という感じ。

みんな いっちょ前過ぎて、

涙ちょちょぎれます!

特に 

小1&園児たちが大活躍でした。

素直に 聞きたいことを 感じたことをぶつけてくれて

とどまることを知らない感じ。

詳細は書きませんが、

自分の知ってることを伝えたい子!

自分が発見したことを伝えたい子!

自分の気になってることを聞きたい子!

88才の先生にぶつけたい 

この PC画面からはみ出てる 

溢れんばかりの想いが 見て取れました。

最初に生命誌館に行っておいたので

『あそぶ』の本にある 先生の写真を見せながら

「こないだ行ったところの校長先生みたいな人だよ」

と伝えていたことで、

子どもなりに色々つながった部分があったんじゃないかとも思います。

*****

③【司会を任せたことで見えたもの】

実は 直前まで 私が司会したらいいよ と言われていたんです。

でも、ずっと引っかかっていました。

トラカレに関わり出してからというもの、

トラカレの講座では 

私は一切画面には出てきませんでした。

この機会を 完全に我が子(当時は長男)の成長につなげたかったからです。

私が奪うつもりは毛頭ありませんでした。

ただ、

今回は初めて地域で手を挙げたわけで、

言い出しっぺでしょ的な感じで 司会の話がきていました。

でも、

やっぱり そこだけは どうしても納得できてなくて

最後の最後に 息子に司会を託すことにしました。

司会の一人は 山の中でHippoを楽しんでいる方。

今回 とりさんの一件で中心になってくれた方です。

その相方に、今回は二男をおしました。

大きな舞台は初でした。

いつも こういう時は長男の出番だったからです。

でも、今回は 二男でしょ!

って自分の中で思っていました。

実際 よくやったと思います。

中村先生にも「名司会じゃない!」と褒められ、

本人照れて大変でした。( *´艸`)

ただ、最初の内

私の中には 長男のイメージがあったから

まるで長男の亡霊に囚われているみたいに

色々思ってしまったわけです。

比べているつもりは毛頭なかったんですが、

そこなんか言えるでしょ?

長男ならこう言うだろうなー とか

いちいち思ってしまって。。。

これが、比べるということだ!

ってふと気づいたんです。

(; ・`д・´)

そしたら、急に

二男の愛らしい司会っぷりに満足できるようになったんです。

まぁ、漢字はもうちょっと読めてほしいなとかは思いましたが。

(*ノωノ)(*ノωノ)

それはさておき、本当に。。。

本当に・・・

もうちょっとで 二男を潰してしまうところでした。

一歩後ろから見ていたから

自分の間違いに気付けたかなと思います。

それに、

もし私自身が司会をしていたら

「横でいなさい」と言っても

9才の二男は2時間も画面の前で座ることはできなかったと思います。

「俺に託されている!」

その任されているという感覚があってこそ 

二男は 座り続けられたんだと思います。

そして、

二男が画面に出ていないと

きっと他のちびっ子たちも 出てこなかったんじゃないかと思います。

だから、

やっぱり判断は間違ってなかったと思っています。

そして、

もう一つ思うのは

私は「場」をGetしてくるの好きで

みんなにそこで泳いでもらいたいんだなと思いました。

自分が出たいんじゃなくて

みんながそこで活躍してる姿を見るのが好きなんだなと

改めて実感しました。

( *´艸`)

話すという場、つまり時間「枠」をとってきては、

誰かに活躍してもらう。

一歩 誰かに出てもらうことで、

みんなが連鎖反応的にワクワクキラキラしてくるんです!

いつも「枠」をとって来ては

今度は誰を押し出そう!?

ってワクワクしている自分がいるんです。

それに新ためて気づけました。

*****

というわけで、

長々と書いてしまいましたが、

そもそもトラカレのこと、

今回までの流れを知らない人には

意味不明で退屈な話になってしまったかもしれませんが、

もしよければ過去の記事を読んでみてください。

「トラカレ」で 検索してくださったら出てきます。

https://haruchannnel.com/?s=%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%AC

そして、

来週20日(水㊗)のトラカレ当日本番に興味を持っていただけた方がいましたら、
是非お申し込みしてください。

https://sites.google.com/lexhippo.gr.jp/opentcl/


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