計算も一苦労だった二男。
そもそも6と9が、右と左並みにまだあやふや。
ある種の鏡文字的な感じでややこしいみたい。
さらに、
8-3=5
8+2=10
8が5と3でできているのも、
8と2で10なのも分かっているけど、
8.5.3.2の関係がごっちゃになりやすいらしい。
つまり8は5と3。
だけど、あと2で10!
この2になるか3になるかの差が彼にはごっちゃになりやすいみたい。
5のかたまりの認識ができていないわけでもないけど、瞬時に出てくるのは大概いつも逆。
これもサナギマジック?(;^ω^)
それはさておき、
やっと計算ができはじめてホッとしたのも束の間、
次に出てくるのが、文章問題!
文字を読むのもままならないのに(;^ω^)
と思っていたけど、生きる力だけは人一倍強い二男、
文章問題の理解は生活に密着している分簡単な様子!
すごい!「体験がものをいう」場面をこんなところで見せられるとは!
「~アメを3個もらいました。合わせていくつ~」なんて、ささっとやってのけます!( *´艸`)
ただし!
そこで喜んでいてはダメでした!
そう、文章問題の難関は「答え」にこそあります。
式がたてられて、答えが分かっても、答え方が問題。
そう!助数詞!
文章問題の宿題を初めて持って帰ってきた日に、
まず「個」がでたので、答えのところは、
「何個になりますか?」
って聞かれてるから、
「数字の後ろにそのまま真似してこって書いたらいいだけだよ」
って言いました。
言ってしまった直後、、、
やってしまった!(; ゚Д゚)
次の問題が、まさかの鉛筆!
答えのところをみたら、案の定
「6ぼん!」
そうだよね。「なんぼんですか?」
って聞かれてるもの。。。
教えた直後に訂正を強いられることになるとは。。。
さらに、、、そういうのって普段「個」で代用していたりするから、
馴染みがないようで。。。
「ほん?ぼん?ぽん?」え~!!(( ;∀;)
早速大混乱。
日本語って難しいねぇとか言いながら、一問一問
「いっぽん、にほん、さんぼん、よんほん・・・」
と言ってあげることに。
そうやってまずは音を聞いてもらう作戦に出ることにしました。
正直、「漢字」を教えてあげたかったけど。。。( ;∀;)
それくらい、大混乱をおこしていました。
もう一つ、一学期の算数で面白かったのが、序列の問題。
右から何人、左から何人目。
前から何番、後ろから何番目。
初め少し手こずりましたが、そこは生きる力ばっちりな二男!
「アメを前から三つあげるのと、前から三つ目をあげるの、どっちがいい?」
の一言ですべて解決でした。(;^ω^)
中身自体は予想よりすんなり理解してくれて、\(^o^)/お~!と感激!
しかし、その直後!面白いことが!
当時まだしっかり平仮名が読めなかったので、例の必須アイテム「音の出るあいうえお表」を利用しながら文章問題を読んでいました。
そこで彼の目に飛び込んできたのが「うしろ」という文字。
じつは、我が家の三男の名前は「う」「し」「ろ」を全部使います。
だから、どうしても問題にある「うしろ」が三男の名前に見えてしまうという弊害が!
算数の問題プリントで、「後ろから何番目」という問題がありまして、「うしろ」と書いているのを見て、弟の名前にしか見えない現象。
勿論「うしろ」という音は普段使っているから知っています。
ですが、順番は違うけどその文字を見るとどうしても、見覚えのある弟の名前の記憶に引っ張られるようでした。
その後、「う」「し」「ろ」と 一文字ずつ読めたんですが、それでも直ぐに「後ろ」とは結びつきませんでした。
自分の中にある音と文字が一致してストンと落ちるまでに少し時間が必要なようでした。
動画を見てもらえれば、一目瞭然なんですが、
全体(音)を知っていて、部分(一文字ずつ読んで)に目がいき、最後に全体に戻る(うしろ=「後ろ」と気づく!)のが改めて、面白いなぁ~と思いました。