長男を筆頭に、絵本&本が大好きな我が家のケグジャギ3兄弟+1姫。
今回は、この春小学校へ入学した二男が初めて文字に出会った一学期の話です。つまり、長女が生まれる少し前の話です。
長男が大好きで、よく借りて帰ってきていた絵本「としょかんねずみ」。
柔道がない日は、毎晩のように弟たちに読み聞かせしてくれている長男。
母が頑張らなくても、いつも絵本を読んでくれる環境がある!
なんて有り難い「長男の本好き」!
そんな中で成長している二男。
文字は全く興味がなかったけど、何度も読んでもらった「としょかんねずみ」。
つまり、本の名前はバッチリ知っていました。
その本を、自分で初めて借りてきたんです。
読む気満々!
で、いざ、「としょかんねずみ」という本のタイトルを読むとき。。。
「としょかん ねずみ」という音は二男の中に入っていました。
だけど、その音は文字と一致していないので、
「と」「し」「ょ」「か」「ん」って一文字ずつ指で指すと、
音が一個足らない。。。
「ん」という文字が一個余る!
あれー( ゚Д゚)ってなって何度も同じことを繰り返して確認していました。
一連の流れは、全体が分かって(題名は言え)て、部分(一字一字)を見て、また全体(「あーとしょかんねずみか」)に戻る感じ(一話前の「うしろ」と同じ感じ)です。
文字と音が一致していないから、頭の中あっちゃこっちゃしながらで
「としょかん」って分かってるのに、
「としょしつ」っていってしまったりしながらですが、
がんばって読もうとしていました。
偶然にも長男の名前には小さい「つ」の字が入っているので、
小さい「つ」は読まずに手と手を合わせて拍を取るという読み方を我が家ではしていました。
それもあって
途中で、「としょ」の小さい「よ」が、「っ(小さいつ)」と同じ使い方かも!
と思ったようで、自分なりに手と手を合わせて拍をとったりしながら
自分の考えうる限りの方法で読もうとしていました。
彼なりに想像をめぐらし、工夫して読もうとしているのがすごく面白かったです。
これは余談ですが、
その様子が、三男の日本語の成長と重なりました。
あれかな?これかな?とあたりをつけて、言葉を選びながら話してきます。質問してきます。
なかなか正解にたどり着かないんだけど、
受け手のこっちは、既に意図することがわかってしまうから、対応してしまう。
この「としょかんねずみ」の本と
二男が文字の習得がゆっくりなお陰で「読めるようになる」過程がちょっとのぞき見できたなと思いました。
このときは、「しょ」で一音(指差しながら)になる読み方を示してしまったんですが、
この手の問題が出てくるたびに、
「し」と「ょ」を一音ずつ読ませて「もっと早く!」を言い続けたことで、
「し・よ」
「しよ」
「しょ!」
と彼の口から飛び出し、二文字なのに一音で「しょ」と読めました。
それの繰り返しで、今では小さい文字の入った言葉も読めるようになりました。
いつものことですが、
分かった時の顔、一瞬遅れて音と文字が結びついた時の感激の顔が最高で。。。その笑顔が忘れられません。