春から新小3 「わからない」を知る

輪読・講座
本人よりいただきました写真です🤣よくわかってる!

去年の今頃は、

トラカレで大騒ぎでした。

詳細は、↑過去の記事をたどっていただけると助かります!

その準備ということで、

中村桂子先生の本をみんなで読んでいました。

実は、今も続けています。

ほんの数人ですが

飽きずに続けてくれています!

大人は先生の別のものを読むこともありますが、

子どもたちは

音源と同じで、同じ本をずっと読んでいます!!

飽きないのが おもしろい。

絵本もそうですが、

ずっと同じ本を読み続けられる。

面白いなあと思います。

で、

この本読みの時間は

好きなページを読んで

最後にコメントすることにしています。

当初からそうしていました。

何でもいいんです。

全然違うことを思い出して話してもOK.

とにかく、

読みっぱなしで終わらないようにしていました。

一年もやってたら

癖で何も言わなくてもコメントをくれます。

***

今日はその中でも

春から新小3になる女の子の成長の話。

読み始めた頃は

新1年生だったから

一音一音の拾い読みから始まりました。

時間もものすごくかかったし。

それだけで

大変だったと思います。

でも、

どんどんすらすら読めるようになって、

今ではちゃんと文節で読めています。

稀に 捉え違ってることもあるけれど🤣

でも、本当に上手になりました。

聞いてるだけで 何の話かさくっと分かるようになりました。

そもそも

あんな分厚い本を読んでる時点で尊敬です!

***

コメントの話に戻りますが、

最初の頃は

~が面白かったです。
~が分かりました。
~だと思いました。

って感じのコメントでした。

中身も一年生って感じだし、

そもそも発言するだけで100点満点!って感じ。

それが、

実はこの半年くらい

読んでくれた後の感想が

「~ん~ちょっとよくわからん」

ということが増えていました。

それが

この日の本読みで、すごいことが起こりました!

彼女が読んでくれた範囲は、

今迄も何度も読んでくれたことがあるページでした。

何度目かと言われれば分からないけれど、

皆何故か好きな?「ポマト」のページ。

ポテトとトマトを掛け合わした「細胞融合」のページです。

そして、

その最後のコメントの時

わかったことを説明し始めました。

ただ、説明しながら迷走して

結局「わからない」になったんです。

つかみかけたけど

つかんだと思ったけれど

実はよくわからなくて。。。

本人的には

((+_+))納得いってない感じでした。

でも、

そこがすごい!と思ったんです。

今迄の「わからない」は

初めから がらがらがっしゃーん!

って感じで、「わからない」だけだったんです。

それが、

この時は 説明しながら分からなくなったんです。

ものすごい差だと思います。

分からないことに気付けた彼女がすごいな!って思いました!

中身は学校で習う生物の話。

もちろん難しいです。

ここで 彼女の分からないに答えてもいいんですが、

ここまでせっかく育ててきたので

自力で分かってほしくて、

「そのうち分かるから

分からないことに気付けたのがすごいよ!」

って声掛けしておきました。

そもそも

「さいぼう」も知らなかったのに

今では「細胞」が分かっています。

どこまでわかっているか 分からないけれど

何かしらつかんでいることは確かです。

そんな彼女が

いずれ話の内容をつかんでいくだろうことは

容易に想像がつきます。

きっと偶然何か別の本にであったりしながら

何となくパズルが完成するように

分かっていくんだろうと思っています。

***

赤ちゃんが

全部ある!分かっている!世界 から

徐々に

できないを知って

できるようになっていく。。。

逆か?

できるようになりながら

できないことを知るのか?

***

お絵描きのはじめが

鉛筆を持って紙にたたきつけるように描く

てんてんてん だったのが、

赤ちゃんの最初の頃の

単調な声「あーあーあー」で、

それが

一音一音の拾い読みとリンクしました。

そして

つかめたようで つかめなかった

分からないが 分かったところが

ことばを使いながら使えるようになっていく

そんなプロセスとリンクするなぁって思うのでした。

うまく言葉にできないけれど🤣

とにかく

なんだか その赤ちゃんの成長の過程を

小学生の本読みの中で見た気がしました( *´艸`)

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