只今絶賛土日講演会中の我が家!
無事初日を終え、各地にばらけて国内ホームステイ中!
混沌MAXの新幹線と電車乗り継ぎの話は一旦置いといて
国内ホームステイ中にあった話をします!
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この日は、多言語生活2年目のご家族さんの家にステイさせてもらいました。
2人姉妹のお子さんがいてまして、お父さんお母さんと4人家族。
この4人が 赤ちゃん大好き一家!
姉妹が寄ってたかって
3才長女と生後8か月二女の相手をしてくれるんですが
都度都度 お父さんの赤ちゃんに対する愛ゆえの
「バナナあげるなら もうちょっと小さくしてあげた方がいいんじゃない?」
的なことばが いっぱいとんできてました。
本当に有難い あったかい素敵なおうちにステイさせてもらいました💖
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そんなわけで バナナ食べてさせてもらってたんですが
目の前に みかん登場で状況が一変しました。
突然 右手をグーパーグーパーし始めたんです。
そしたら
妹さんの方が
「それはSOSのサインだから やたらにしちゃだめなんだよ~」
って突っ込んでくれたんです。
よく知ってるなぁ~って感心してたら
間髪入れずに
お父さんだったか、お姉ちゃんだったか?同時に二人共だったか
詳細忘れましたが
「みかん ほしいんじゃない?」
って言ってくれたんです。
過去に一度だけ食べたみかんを覚えていたのか
皮ごとかじりつきはじめたので
食べさせてあげました。
でも せっかく小さくカットしてもらったバナナもあるので
それも口に入れてあげてたら
「ちゃうねん~バナナちゃうねん~みかんやねん!」
と言わんばかりに
またグーパーグーパー!!
「みかん ほしいんだよ~」
ってまたみんなで きゃーきゃーいいながらあげてました。
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こんな場面って どこの家にでもあると思うのです。
でも、これこそが 多言語力だと思います。
誰の どんな人の どんなことばでも
受け止めようとする力。
そして
あのグーパーグーパーは、
二女の全力のことばなんです。
「みかんほしい!」ってことば。
それを
受け取った時点で
あの動きが「みかんほしい」でインプットされ
それが お互いの合図になります。
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我が家のべべたちは
みんなその訴えを受け止めたところから
親子間での合図のような阿吽の呼吸のようなものが生まれ
生後二ヶ月の時からトイレで用をたせるようになりました。
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話しはもどりますが
この赤ちゃんに対しての 周りの皆の姿勢
「ん?何が欲しいの?何言うてるんだ?」
っていうこころの寄せ方が
そのまま
日本語の通じない方が相手のときの
ことばを受け止める力と同じだなっていつも思うのです。
だから、
赤ちゃんのことばを受け止めれるなら
相手がどんなことばを話していようと
理解できるはずなのです。
人間のことばだから。
同じなんです。
細かいところとか
そういうのはもちろん徐々にだけど
うったえてることばの一番大事なポイントは
わかるんです。
多言語力の一番ベースの部分はここじゃないかなと
いつも思っています。