今朝、とても気になる記事を教えてもらったのでシェアします。
今年の2月の記事だそうですが、
バルセロナ(スペイン)のある小児病院で生まれた131人の新生児を調べた結果わかった研究結果によると、
モノリンガルに比べバイリンガルの母親から生まれた赤ちゃんの方が、
広範囲の音域にわたって音を認識しているようです。
まず
胎児の聴覚が形成される時期ということだと思いますが、
「妊娠の最後の3か月間に複数の言語を使用してコミュニケーションをとりましたか?」という質問に対する母親の回答に対して、2つのグループに分けたそうです。
胎児の時に、
単一言語環境下にいた(以下、モノリンガル)新生児が53人
バイリンガルの環境下にいた新生児が78人
もちろん
妊娠週数や出生体重、性別など新生児自体に関すること以外にも、
母親の教育レベルなど、グループ間で大きな差が出ないようにしての調査だそうです。
ちなみに、
生後1~3日の新生児を対象にしたそうなので、
確実に 胎児期の環境が影響しているという解釈です。
そして、
ちょっと読んでみたんですが
モノリンガルの母親の方の新生児は、
その言語に特化して聞こえる耳になるように
あらかじめ 胎児のときから成長しているようです。
つまり、その言語の母音に強く反応している結果が出たそうです。
逆に
バイリンガルの方の新生児は、
特に何かに特化しているわけではなく
広い範囲の音域に反応しているということが
今回の調査で分かったようです。
詳細を知りたい方は、
是非 自分で翻訳して読んでみてください。
一番下にURL添付しておきます。
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だからといって、
生まれてしまっては もう遅いというわけではないです。
MIT(マサチューセッツ工科大)のスザンヌ先生がおっしゃられています。
臨界期はありません。
東京大学大学院の酒井先生が以前 講座でおっしゃっていました!
詳細は、こちら!
↓↓↓
ただし、
今回の結果により、
お腹の中から 赤ちゃんは しっかり聞いていることが研究結果として発表されました。
以前 母語によって産声の波形が違うという研究結果があるという話も書きましたが、
まさにその通りで、
胎児期も 多言語環境を整えることは
とってもとっても子どものためになるんだよということです!
常々
ヒッポのファミリー活動に体験に来てくださった方が、
「今 妊娠中なんで 生まれてから」
といって帰っていかれる話を 各地でよく聞きますが、
もったいないなぁ~と思っていました。
事実、本当にもったいないです!!
赤ちゃんはおなかの中で聞いています!!!
耳が 育っていってるんです!
本当に、もったいない。
これ以外のことばが 浮かばないです。
語彙力低くて 申し訳ないですが。。。
(*ノωノ)
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そして、
さらにいうと、
妊娠中こそ、
目に優しい 多言語を真似してうたうことを 楽しんでほしいです!
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なぜなら、
産前産後はボケーっとするので、
ボケーっとしながらでもできるし、
産後は 特に「目」を使うことを控えた方がいいので、
(私が言うなと思われるかもですが😅)
できることは、赤ちゃんを愛でる以外には
聞いてうたうこと!
これに 尽きます!!
さらに、
お母さんの声は胎児にも響くし 最高の環境を与えてあげられると思います。
多言語の真似してたらいいだけで
我が子の耳が育つなんて、
超ラッキー!
実際、
今回生まれた二女ですが、
産後1時間のときに
いつも聞いていた多言語の音源が聞こえた瞬間に
泣き止んだ動画がとれました。
↓↓↓動画はこちらの記事の中!
ただ泣き止んだだけじゃないです。
どういうことかと言いますと、
私の家は山の麓にありますが、
私がお世話になった産婦人科の病院は
主要駅の近く、且つ線路の隣りにあって、
常に電車が通っています。
その電車が通った時の怪訝そうな顔!!
聞いたことない音に対する反応は 眉毛が寄るのが分かりました。
廊下を歩く「カツカツカツ」という音にもそういう反応がありました。
長女の時も同じでした。
すごくはっきり覚えています。
既に、
聞きなれない音と 耳馴染みの音があるんです。
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ということで、
妊娠中だるーい生活を送っている方も
がつがつ働いている方も、
安静にしなきゃならない方も、
多言語うたってみませんか?
赤ちゃんは、
聞いてます!
確実に!
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引用
Exposure to bilingual or monolingual maternal speech during pregnancy affects the neurophysiological encoding of speech sounds in neonates differently