昨夜、春休みの「島」での男子合宿の報告会をZoomでしました。
島で三人兄妹を育てている夫婦の家庭に、
4人の男子がお世話になりました。
つまり、一時的に 高学年~中学生にかけての男子が6人という大所帯。。。
ちなみに、
合宿と言ってはいますが、
結果そうなっただけで、
はじめは全くそういうことではなかったのです!
***
思い起こせば、4年前?
小3のときに長男が 10ヶ月の留学から帰ってきた高校生のZoomを見ながら、
ぼそっと「僕も英語で授業受けてきたし。一緒だ!帰国報告する!」
と言い出したのが始まり。
何度か一人で報告した後、
風の便りで、
同じように帰国したばかりの小学生の存在を聞きつけまして、
2021年1月末に初めて
「小学生」同士で「対談」をするという企画をしてみました!
結論から言うと、
とっても良かったです!
小学生同士の話って見る子たちが 小学生以下に集中します。
園児たちまで こぞって入って二人の話を
じっと真剣に聞いてくれました。
確か当時小3の長男は マレーシアでの体験、
対談相手の小学5年生は 中国での体験を話してくれました。
このオンラインでの出会いをきっかけに、
いつか 逢わせたい!という親の想いが
3年越し?くらいに 叶ったんです。
子ども同士が逢いたいという想いがあったか・・・
と問われれば、よくわかりません。
すごく遠いところにいるということは
分かっていたと思うので、
逢いたいといえるような距離じゃないことは
長男は知っていたと思うのです。
で、
今回春休みに
長男が「島」に行くよー!
ってことが決定した後、
受け入れ先のお母さんが他にもつながりのある子たちに声をかけた感じで
気づけば 男子大集合になっていました。
子どもたち自身は 基本初対面同士!
でも、出会って秒で仲良くなったようでした。
***
Zoomでの報告会は、タイトル通り
「だらだら報告会!」になりました。
子ども達 オンラインとはいえ 数日ぶりの再会にテンションダダ上がりになっていき、
うたうわ 喚くわ のけぞるわ!
すごく楽しい日々を思い出しながら 6人で話していました。
母たちはみんな グループラインに上げてくれていた
現地での動画を見ていたので、
彼らのテンションも どういう感じだったのかも
あらかじめ予想していたので、
何となく分かる部分もあって聞けたと思いますが、
他の人には きっと
「あ~すごく楽しかったんだなあ~」
しか伝わらなかったかと思います。
でも、私は今回はこれでいいと思っていて、
小学生高学年から中学1・2・3年生たちが
初対面だったにも関わらず
こんなにもおしゃべりで、仲良くなってきたことも分かったし、
如何に楽しい日々を過ごしてきたも分かりました。
島での一週間ほどの様子を ちょっと垣間見たような時間になりました。
Zoom企画としては破綻していたかもしれませんが、
誰のためでもない、彼らのための時間なので、
あれでよかったと確信しています。
***
それにしても、
彼らの会話は 99%ほど意味不明でした。
正直、アラビア語よりも難解な思春期男子語でした!
多言語より意味不明な日本語!
( *´艸`)
分かったことは楽しかったんだろうということだけ!
でも、聞けるんです!
なんでだろう。。。
私は親だから 楽しそうな息子を見るのが嬉しかったという想いもありました。
こんなにも はっちゃけている長男を見たことがありませんでした。
他の親もそうだったようで、息子たちの様子に驚いていました。
でも、
親以外の人も、意味も分からないであろう会話を聞いてくれて
寄り添ってくれていたんです。
なぜ、それができるか!
( *´艸`)
わけわからん「多言語」を普段から聞いているからに他ならないと思います。
この分からない中で 漂うことが日常のHippo人にとって
思春期まっただ中の子たちの会話も 全然普通に聞けるのです。
家にいくつも置いている多言語のスピーカーと同じ扱いだったようです。
( *´艸`)
一応聞いてくれていた人 何人かに
「わけわからんかったと思いますが・・・」って話をしてみたら、
ちゃんと分かってくれていて、
しっかり受け止めてくれていて
「あの企画はあれでいいのよ。
あの子たちが話す時間なんだから。
如何に楽しかったかがよくわかったわ~
この年になって、あんな子たちのあんな楽しそうな会話聞けるってないしね!」
と言ってくださった人ばかりでした。
本当に有難い環境で子育てさせてもらっています。
あんなでもいいんだって子ども達も思ったと思います。
この世代の子たちが Zoomで大人に見守られながら
話すなんてこと自体が 基本あり得ない!
それを好き勝手暴れ倒してはっちゃけてくれたんです。
すくすく育てーー!って感じです。
***
他にもいくつか 思ったことがあります。
Zoomの始まりに
大概 私の企画で長男がでる時は
長男が仕切るんですが
今回は 一番年下の子が
「じゃーはじめよっか!」
という声を出してくれて始まりました!
そして、長男が自己紹介を回し始めたんです。
あの一瞬に
この合宿のすべてが見えた気がしました。
実際 子ども達みんなが 一番下の子に対して
「リーダー」
と呼んでいて、
その子がみんなをまとめていた感じがすごく出ていて 面白かったです。
やろうと思えば 誰でもできたことだったのかもですが、
それをあの子の居場所を確実なものにするためにしていたのか
本当にあの子だけがしっかりしていて
みんなはっちゃけ過ぎていたのか。。。
その辺の微妙なところは分かりませんが、
個人的には両方の側面があったんじゃないかと思います。
あのメンツで 上の子が前に出ると、
下の子はしんどいかもなと 思ったり。。。
そういうのも自然とカバーできる彼らの雰囲気が
あの子をリーダーにしたのかなとも思ったり。
そう思った原因の一つに
Zoomでの発言の仕方があります。
あんなにみんなでぎゃーぎゃーはっちゃけて
うたって わらいまくっていた割に
ちゃんとみんなが みんなのことを気にしながら
声を掛け合い 発言の機会を回していたんです。
誰か一人が司会のように回したというわけではなく
本当に自然に 声を掛け合い
ぼそっという子は ぼそっと言うんだけど
ちゃんとそれをみんながキャッチして拾っていたり、
本当にすごく優しい子たちの集まりだなぁと思いました。
普通あれだけはっちゃけたら
だれか置いてけぼりを食らうと思います。
でも、そういう感じは一切なかったんです。
そこがまたすごかったですね。
とてもいい仲間に巡り合えたなぁと思いました。
普段の自分をだしながらも 互いを気にしあえる。
素敵な関係が垣間見れました。
***
これはZoomの報告の時に思った話ではないのですが、
いつも私が言う
親から離れたときにこそ ぐっと子どもは成長するという話ですが、
今回も まさにそれだなぁと思いました。
思春期に入っちゃって、
いわゆる うんともすんとも言わない 反応のない日や、
逆に 逆切れですか?的なこともある日々。。。
そんな厳しくしてるつもりはないけれど
毎日のうっぷんもあるお年頃だと思います。
それを、
一週間ほどとはいえ
家から離れ
同世代に囲まれながら
同じようにキャッキャしながら
でも、
同世代がするすごいことや
いいことも真似しながら
吸収しながら生活してきて
いっぱい得るものがあった日々だったようです。
帰って来てからの
ちょっとした仕草に そういうのが見え隠れしました。
例えば、
食事当番があったようで、
包丁も日々触らせてもらっていたようです。
「毎日ナムルつくってた」とか言いながら
さっとみじん切りしてくれて、
今までにない包丁さばきに衝撃を受けました。
他の家の子のことですが、
「食後にお皿片付けてくれたり普段してなかったことしてくれてね~」
って話も聞きました。
いい刺激をお互いにもらい合いっこしたんだなぁと
心底思います。
***
今回の合宿に限った話ではないですが、
幼少期の甘えるべき時に甘えておく方がいいように、
今
まさに今
はじける時に はじけておかないと!!と思います。
大人になって してはいけない場面で
はっちゃけて TV沙汰なんてことは 。。。
本当にご遠慮していただきたい。
やっぱり、
その時々にすべき 「はっちゃけ」や「失敗」があって
笑われたり、怒られたりしながら
ちょっとずつ成長していくべきなんです。
ずーっと親の監視に 抑えられて
あれはダメ これはダメ で育ったら、
お馬鹿さんする暇もないです。
それを貯め込んだまま大きくなると 本当に危険だなぁと思います。
***
仲間との楽しかった日々を
がっつりはっちゃけて報告してくれた姿を見せてくれた子どもたちに
送り出し出逢わせてくれた親たちに
だらだら報告を心を寄せながら聞いてくれたみんなに
食べ盛りのギャーギャーうるさい子たちを受け入れてくれたホスト家族に
大感謝!!でした。
***
最後に余談を一つ!
自己紹介から始まった報告会、
自己紹介はみんなバッチリ多言語で
やっぱり そこはHippoっ子でした。
( *´艸`)
Viva!ネイティブHippo!