「なんで パーなの?」
車に乗っていた二男からの
ふいの質問だったそうです。
Σ(・ω・ノ)ノ!
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習い事から帰ってきたら、
運転手をしてくれていた旦那さんが
教えてくれた話です。
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運転中に 道の譲り合いの度に
じゃんけんをしていると思っていたようで、
「じゃぁ今度からチョキにするわ。」
と旦那さんは 返したそうですが、
道を譲ってくれてありがとう~の挨拶が、まさかのじゃんけん!
9歳の可愛い思考回路に大爆笑の夕方でした。
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本当におおまかにとらえて
自分の知っていることに寄せて理解して
生きてるんだなぁと思います。
まさかの「パー」でした。
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おおまかにとらえていると言えば
彼の「漢字」です。
本当になかなかイメージをもって記憶できないようで、
大変と言えば大変。
でも、それなりに自覚もあるようで、
春休みに入って、「おれは漢字をしなければ」的に言うので、
付き合って問題を出してみました。
彼の場合は、プリントをしても意味があまりないのです。
なぜなら、□の中の漢字だけ覚えてしまうから。
しかも、場所で覚えてしまったり。。。
だから、
文章で問題を言って、その文を全部かけないと意味がないのです。
例えば 私が
「品物を地面におく」
というと、その文をそのまま書くという感じです。
漢字が書けたことで ほっとして送り仮名を書いてなかったり、
熟語だと、最後の文字を先に書いて、二文字目がわからんと止まったり。。。
つまり、↑上の例の場合だと
「面」だけ書いて、
「めん」どうやったかなぁ。。。という感じです。
いやいや、「めん」はかけてるよ。。。
「じ」は??
といった感じです。
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何となくで覚えてるみたいで、
本当にもう後一歩、、、みたいなところを
もがいてるという感じです。
以前書いたように
「音」が同じならどれだろう?どの文字(漢字)だろう?というバージョンもありますが、
最近気付いたことがもう一つ。
何となくぼんやり捉えている場合、
「音」に関係ないバージョンもあるようです。
例えば
「東京駅に着く」と言えば
「京」と書いて、次に「都」と書きました。
「東京都」で覚えてるんだろうなぁ、、、「東」はどこへ。。。
といった感じですが。
他にも
「南の島」というと
「南の。。。」まで書いて、
頭ひねりながら
「寸」と書くわけです。
???
最終的に 形になりかけたのを見て 何となく理解しました!
「村」!
「それは違うね。村だね。」
というと、
次に「丁」書くから。。。。
「町!!!??」
「町もちがうよね・・・」
場所を書いてるという意味では、そこまで的外れではないけれど。。。
と思いながら。
で、最後にやっと
「島」の字になりかけたところで。。。
レンガ!点を4つ書きそうになって。。。
それは、「鳥~!」おしい!
そして、やっと「島」に行きつきました。
最後は、単なる似たものの間違いだけど、
最初の「村」や「町」を書いたのを見て
何となく二男の中で
大きな枠があって、
つまり、
場所とか地域を示すという意味で大きなくくりがあって
そういう意味では その文字たちは同じなんだろうなと思いました。
ようするに
赤ちゃんがことばを覚えていく過程で
四つ足を全部「わんわん」というのと何ら変わりがないように思えたんです。
猫も犬も牛も。。。「わんわん!」
彼の漢字を覚える段階が 今そういうところまで来たんだと思えました。
以前は 頭ごなしにイラついて何で覚えられないのー!って
なっていましたが、
そうじゃない。
彼は彼なりの段階をちゃんと経て成長してるんだと思えました。
春から4年生ですが、もうちょっとの間、
漢字を覚えるという行為自体に付き合ってあげなければならない感じです。
ですが、
そう思えたら?気付いたら?
可愛いもんだなと。
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そう思えた直後に読んだ本で、
養老孟司先生が
「感覚や感性が十分に養われていれば、知識はあとからでもキャッチアップできる。」
ということに、同意していました。
なんだかすごく嬉しかったです。
二男は、そういう感覚や感性は 十分に育っています。
ちょっと人より 知識の入り方がゆっくりなだけ!
ちなみに、読んだ本は先月発売されたばかりの
です。
トラカレ講座の関係でHippoの仲間の中で話題に上がっていた本です。
早速、地域の図書館にリクエストしたら、
購入していただけました!感激!