優しい時間

その他
もう還暦だぞーといいつつ汗だくになりながらも走り回らせてくれた一コマ

二男が雪学から帰ってきて

ほぼ入れ替わりで 今度は私が1才の長女と一緒にお出かけしていました。

初めて 子どもを置いて 家を空けました。

それだけで既に冒険。

というか、

正確には 子どもを家においていくことにかなり気が引けてました。

それはさておき、

自分の中で 長距離移動は夜行バス、夜行列車が普通だったので

(つまり最近は一人で旅行していない・・・|ω・))

ついつい夜行バスを予約してしまいました。

かなり周りに驚かれました。

1歳児連れて 夜行バス???

ありえない( ゚Д゚)

という反応でした。

実際どんな旅になったかというと

とてもとても人のやさしさに触れることのできた旅になりました。

ありきたりな言い方ですが

本当に世の中捨てたもんじゃないって感じでした。

何があったかというと

父ちゃんLOVEな長女・・・

最近になって

夜中にふと泣いて起きたら

まずお父さんを探す。。。

そんな日々になっていました。

だから、予約しちゃった後に、地味にそのことが気になっていました。。。

そして、いざ当日!

夜行バスで 夜中の12時過ぎにやっと寝てくれたー

と思ったら、

一時間後に案の定

「父ちゃんどこー!!!!」

みたいな絶叫がはじまりました。。。

チョットしたら寝たんですが、

二時にも三時にも同じ事態になりました。

三時の時はちょっと酷くて、

なかなか寝てくれず・・・

本当に他のお客さんに申し訳なく思っていました。

長女に対しても

お父さんと引き離してしまってごめんね~( ;∀;)って謝っていました。

すると

後ろの席から

「ちょっと失礼します」

という声とともに

ビニール袋をカシャカシャさせる音が!!!

そう。

知る人ぞ知る、赤ちゃん寝かせるアイテム!

どうやら体内にいる時に下界の音はこんな風に聞こえているそうなんです。

だから、

ビニールをこすり合わせた音は赤ちゃんを鎮めてくれるんだそうで、

それを知っていた何人かの乗客さんが必死になって長女をなだめてくれようとしていました。

それでも泣き止まない長女に

優しい気を送ってみます!という方が現れたり

オルゴール聞いてみる?と声をかけてくれる方がいたり。。。

みんなやさしすぎでした。

最終的に、バスの運転手さんが

運転を交代するときに

「運転手の交代だけの予定でしたが10分ほどドアを開けるので外の空気吸ってきてください」

と、臨時でバスのドアを開放してくれました。

それまでいっぱい騒いでくれてたので

外の涼しい空気を吸った後

やっと長女も寝てくれました。

悲しい事件がたくさんニュースで流れる中、

きっと嫌な思いをしていたはずなのに

誰一人として私たちに圧をかけてくる人はおらず、

本当に優しい時間でした。

ラッキーなだけだったんだと思いますが

それでも、

十分 人の優しさの有難さを感じた時間でした。

こんな優しさをもらった後だから、

いくら自分が選んだ道(選択)とはいえ

ある意味すごく疲れたけれど

人にやさしくできた自分がいたように思います。

ふと、

べべフィーと同じだなと思いました。

田舎から都会に

月に一回「赤ちゃん研究会」に行くんだけど

大変なんだけど、

行ったら子どもへの接し方が変わる自分がいる。

こういう人との時間が自分を大きく変えていってることに気づけます。

***

本当に ありがとうございました。

この体験を こうして書くことで

1人でも多くの人に 疑似体験してもらって

やさしさの輪が つながっていって

巡りめぐって 

あの時 助けてくれた人たちに

やさしさの輪が 返っていってほしいなって思います。

***

ちなみに、帰りの便は

バスに乗る前に

一時間くらいひたすら

長女を走り回らせてくれたおかげで

寝ました!!

疲れ切っていたのもあると思いますが。

ほんと、みんなありがとう!

感謝しかないです!

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