三男の言葉のベースにマングリッシュ(英語)が入っているような気がする
という話は、ずっと書いてきました。
もう一つ以前から感じていたことがあります。
それは 違和感!
とにかく三男のことばに違和感しかないのです。
何か 違うんです。
けれど いつも うまく説明できないんです。
でも、先日 子どもの成長の話をさせてもらっていた時に、
じわぁ~っと違和感の原因が分かった気がしたので
文字化してみようと思います。
まず、彼の言葉のおかしい文章をいくつか挙げてみます。
・ぼくの 時計が おらん
⇒これは、「いる(おる)」「ある」の違い。
私は「命のあるなし」と思っていましたが、
長男は「動くか動かないかの差」だと、
以前 鑑古今講座で大学の先生に対して答えていました。
その例に「オバケ・幽霊」が出てきて。。。
確かに命ないわ。。。と思った次第です(; ・`д・´)
そういう考え方もあるのか!と
は!っとさせられました。
・じぃじ しか 行った
⇒しか=Only と考えれば、まぁ惜しくないこともない!
「じぃじ だけ 行った!」という意味になるのはすぐに分かります。
・なんで虫 僕に かまれるん?
⇒自分ばっかり蚊にかまれることを嘆いでいました。
名詞を入れ替えたらOK.
つまり、なんで僕 虫にかまれるん? ならOK.
そもそも、おかしな分だけど、入れ替えなくても 文の構造的にはOKです。
・もうちょっと に とれる!
⇒「に」を「で」にかえるとOK.
間違ってはいるけれど、助詞の入るべき場所に助詞を入れているという点では間違っていません。
・ズボン が ぬいでる!
⇒同じく、助詞を変えるとOK.
もしくは、「ぬいでる」を「ぬげてる」にかえるとか。。。
自動詞 他動詞 の世界かな?
どちらにせよ、文の構造的にはOKなはずです。
こんな感じで集めてみると、
文の構造はあってるんです。
型は入っているから、大きな間違いではない状態。
でも、違和感だらけ。
ちょっとしたことほど はっきりとした原因が見えてこないもので、
なんでこんなに違和感があるのか。。。
他にも「二男が~してくれた~!」
って泣きながら やられたことを訴えてきたりします。
日本語の最も難しい「あげもらい」の文章です!
これもややこしいのは分かります。
でも何か拭い去ることのできない違和感!
主語が自分じゃない!
そう、主語が他の人が多いんです。
でも、それは子どもにはよくあること。
兄貴にやられたとか。
でも、まだ違和感!
そうなんです。
主語が、人じゃないことが多すぎるんです。
英語だと 主語 動詞 me!
みたいな文章が多いのです。
だから、やたらとおかしく聞こえる。
そんな気がしてきました。
まだ、確信をもっているわけではないのですが、
気になり続けて早二年?
この違和感の謎が解けかけてるかも?
同じように上二人も育ててきてるけれど、
三人目の日本語の成長に対する違和感は結構でかいのです。。。
だからって別にネガティブな感情を持っているわけではなく、
なんだろうな。。。この違和感!!って感じで日々探ってる自分が面白いです。
多言語環境で育ってると、言葉の成長は若干ゆっくり目なので、
こんな観察ができて、毎日とっても面白いです!