毎週月曜はワークショップがありまして、
そこで感動の話がありました。
ちょっと紹介します。
『おばあちゃんはね、
まだみんなが生まれる前の1982年11月からHippoの活動を○○で始めたの。
その頃の○○はね、田んぼと畑ばかり。
多言語ということばもなかったのよ。
周りの人たちは、
「英語一つでも て~へんなのに
7ヵ国語なんてできっこねぇ~じゃん」
と誰も耳を傾けてくれなかった。
挙句の果ては 韓国語を流していると
ひそひそ話が聞こえてくる。
そこで おばあちゃんは考えて
幼稚園の課外保育ではじめたんだけれど。。。
教えるのはおばあちゃん一人。
教わるのは園児30人。
先生と生徒だからちっとも自然じゃない。
楽しくない。
(Hippoの創始者である)榊原さんが言ってる
「自然に!」って何だろう?
そこで毎週月曜日になると本部に通ったの。
その頃は特急もなかったから
往復7時間かけて
榊原さんのお話を聞きにね。
でも・・・榊原さんのお話は難しくて分からなかった。
勿論その頃は多言語を話せる人は誰もいなかった!
でも私たちはあきらめなかった!
ずぅっとずぅ~と冒険を続けてきたのよ。
それから43年の月日を経て
今はみ~んな一緒に多言語を話すようになって
メンバーもたぁくさん増えてきて
大きな大きなHippoの場ができているのは
あなたたちもご存知よね?
そしておばあちゃんは
世界中に100人以上のお友達ができたし、
頭の中に多言語の部位の他に、
「自然に!」の部位もできたみたい。
おばあちゃん いつも言ってるでしょう?
Hippo大好き。
今が一番楽しいって。
ホントよ。
中略
Hippoが楽しくなくなったり
ちょっと足が遠のいたら
それは自然にやってないから
その時自分は自然にやってたかな?
それを考えて。
楽しくないならファミリーで全部話して。
私はあそこで一人で始めましたから、
メンバーが宝物だったの。
いろんなことがあったけど
私やめたいと思ったことは一度もなかったけど
楽しくないってことがあって
それを全部ファミリーで話したの。
そしたら、みんな楽しいっていうの。
でも、私は楽しくないの。
(そしてね、どうして楽しくないか分かったの!)
私、ずっと私の大きいファミリーが一つあったの。
でもね、
大きいファミリーが一つあるよりは
小さいファミリーがたくさん地域にある方が
すごく広がりもあるし
楽しさも何倍にもなる。
やっぱり 子ファミリーをどんどんうんでいって
地域が豊かになるようにしてほしい。
地域が豊かになるってことは
やっぱりファミリーが豊かじゃないとダメなんだよね。
だから、自分のファミリーを豊かにして
地域を豊かにして、
みんながこういう場にね。。。
遠いとかいうのは理由にならなくてね。
通ってくだされば、
すごくもっともっと広がるし大きくなると思います!
Thank you so much!』
この話を目の前で聴いていた司会さんは
涙で声が震えていました。
***
個話を聞いて一番印象に残ったのは
往復7時間かけてでも 話を聞きに行ったこと。
その熱意たるや ものすごいものがあります。
そして、
話の全てにおいて
共感しかありません。
特に、
【大きなファミリーより小さなファミリーを沢山=豊かな環境】
の話は
今まさに私自身が感じていることで、
そのために奔走しています。
こんな話を聞けば
本当によくぞ諦めずに走り続けてくれたなぁって
感謝しかありません。
多言語を話せる人が誰もいない中で
結果がまるで見えない中で
諦めずに冒険を続けてきてくれたこその今だなぁ。
そう思うのと同時に、
その環境づくりに
自分自身も仲間として参加できているのが嬉しいです。
世界のどこにいても
みんなと一緒に同じ想いで
この世界で一つしかないプログラムに
環境づくりに取り組めていることが
嬉しいです。