本日は、思い出したお話。
最近色々なところで話をさせてもらう機会が増えて、
その影響で色々思い出します。
かなり昔、、多分まだ大学生くらいのころ、
ある人の講演会で
「幼児語なんてわざわざ使わない」
ということばを聞きました。
どういう意図でそういう話をおっしゃられたのか
正確には記憶していませんが、
『いずれ正式な言葉(単語)になるのに、その途中でもう一個別の単語を使う必要ないよね?』的な感じだったのかな?
とりあえず
その時の一言がずっと残っていて
確かに、わざわざ
犬を「わんわん」とか
猫を「にゃんにゃん」という必要性がわからなくて
我が子には使わないでみようという実験的な気持ちが芽生えていました。
元々あんまり赤ちゃんに話しかけるのが得意な方ではなかったので、
散歩のすれ違い際とかに
「あ!わんわんだ!」
とか言わないで済んである意味楽でした。
踏切でも「カンカンカンカン」とか一切言いませんでした。
そしたら、
こっちが変な先入観的な言葉を与えていないものだから
子どもはどうするかというと
かなり本物に近い音を再現することがわかりました。
録画がどこかに残ってはいると思うのですが、
今すぐパッとは出てこないので、見つけたら追記します。
まぎれもなく上三人のBoysみんな正確に音を真似ていました。
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とりあえず言葉にしなかったら、、、
つまり擬音語や擬態語を使わなかったら、
子どもは 完璧な音の再現をするんです。
例えば、
うちの家の近くにある踏切の音を再現した時はびっくりでした。
文字にすると伝わらないかもしれませんが、
「とぅいんとぅいんとうぃん」的な
明らかに電子音だなという音を完璧に再現してきました。
救急車やパトカーのサイレンの音も
通り過ぎたら音が変わるところまで完璧に再現して、
今まさに通り過ぎたんだなということがわかる音でした。
動物の声も聞いたままをコピーして言います。
あまりに完璧な音で再現するからびっくりしたことを覚えています。
どういうときにそういう音を言ってくれるかというと、
絵本です。
絵本をめくりながら、その音を再現してくれます。
頭の中で想像しながら読んでいて、
絵を見て思い出された状況・情景が音となって出てきてるんだなって思いました。