なんとも贅沢だったのですが、
二週連続で東京大学大学院教授の酒井先生のお話を聞く機会がありました。
以前も書いたことがありますが、
同じ人の同じ話を聞いても
その時の受け手、聞き手の状況が違うから
引っかかりどころが違う。。。
まさに、それでした。
さらに言うと、
話し手だって日々変化しますので、
同じ内容を話しているつもりでも
やっぱり違います。
ベースが同じ話でも、
やっぱり同じ話は二度とできないんだと思います。
それはさておき、
今回 私の中で一番引っかかったのは
最後の方に出てきた「2つより3つ」という話でした。
ある方が、ハングルが大好きで韓国で楽しく生活していたのに
ハングルが苦しくなってきたと。
つまり日本語と韓国語、二つの言語の世界で息苦しくなってきたようなのです。
そこに英語が入った時に、楽になったというような話をしていました。
「3言語になると ことばもココロも楽になる」
たまたまその人は「3つ」で楽になったと感じただけで
正確には3言語以上、「多」になったときなんだと思います。
それで思い出すのが、やはりマレーシアからの一時帰国の時のこと。
一時帰国中は、日本語どっぷり。
帰国前は英語で会話していた子どもたちが、
一時帰国の間は引き出しを入れ替えたかの如く
日本語だけを話していました。
本帰国後は、あれだけ話していた英語が消えたと誤解するほどに日本語しか口から出てこなくなったり。。。
まさに、2つだと対立してしまい、
お互いを排除し合う。。。
それが
3以上になった時、
我が家の言語環境として
日本語一色でなく、英語も、マレー語も
その他多くの言語が共存するようになったなと思います。
以下↓詳細です。