長男~『フーリエの冒険』の実験~

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『フーリエの冒険』序章...のジュースの実験!

長男が年末から読み始めた『フーリエの冒険』!

昨日、その本の最初のあたりにあるジュースの実験

鹿児島のメンバーと一緒にやりました!

もちろんZOOM.

遠隔ということで本物の果物を使ってのジュースづくりは無理でしたが、

市販のジュースを三種類用意してやりました。

事前に同じパッケージのジュースをお互いに探して用意しておきました。

二週間前だったかな?

まず、長男が配合し、5種類くらいジュースをつくっておきました。

その時につくったもので一番何ジュースがどれだけ入っているかが分かりにくかった配合の物を今回の問題にしました。

まずは、その二週間前の話ですが、

長男が五種類作った直後、

二男が匂いにつられてとんできました。

そして、ものの見事に、

これはリンゴが多い!

これはマスカットが一番多い!

これはもも!

と五種類すべての特徴を言い当てたんです!

匂いだけで!

その後、長男が復習と称してもう一度全部のジュースを問題に出したのですが

全部間違えました。

香料の強さに鼻がやられたんだと思います!

二男の鼻もすごいけど

香料の強さもすごいんだなと思いました!

鼻で全て当てよった!二男!

そして、それから二週間、

昨夜何の準備もなく実験ファミリーをしたのですが、

一言で言うと、面白かったです。

最初に長男がどうしてジュースなのかを説明したのかな。。。

ちょっとチビズの件でバタついていて

横に張り付いていたわけじゃないから定かではないんですが、

とにかくフーリエの波の話が

なぜジュースの実験とつながるのかを話していました。

簡単に言うと

たとえば

波1が林檎ジュース

波2がももジュース

波3がマスカットジュース

にします。

複雑な波も簡単な波の組み合わせ。

そしてMIXするんだけど、

ジュースごとに混ぜる量の割合が違うから、

それを味見しながら再現しようとするんだけど、

なかなか当てられないという話です。

ちょっと私はうまく説明できないんだけど。。。

ということで、MIXジュースも所詮リンゴとももとマスカットの混ぜ合わせで~みたいな感じです。

この一見複雑な波(味)をフーリエで簡単に解析することができる・・・ということ。のはず!?

要するに、

親の私は分かり切ってはいないけれど、

長男は分からないなりに説明していて、、、

それを聞く限り 二男は

どうやら分かっていたようです。

実験を鹿児島でリードしてくれていたHippoのお父さんメンバー曰く、

鹿児島でみんなが試飲した後、

みんなの予想を一人一人長男が聞いたのが

みんなを巻き込んでの実験に繋がって、いい流れになったと言ってくれました!

そこのフェローさんは

長男が分からないことを、分からないと決めこまず、

みんなで楽しみながら知っていくのが楽しいよね~って言ってたのが心に残ったよと伝えてくれました!

私もこんなことでもない限り、

長男がこの実験を分かっているなんてことも分からずに

毎日の音読に付き合っていました!

今もまだ読んでいます

長男作の五種類のMIXジュースの割合

ちなみに

これは余談ですが、

この実験の最中、「比率」という言葉が何度も出ました。

長男が作っておいた一番難しいレシピ通りに鹿児島でも同じものを作ってもらい、

レシピのMIXの比率を知らないメンバーたちがその比率を予想してジュースを再現したんですが、

鹿児島からも長男用に一つお題が出ていて、

私がジュースをつくって長男が比率をあてるというものでした。

そのやり取りで、

何度も長男が聞くんです!

「全部で何㎖ですか?」とかそういった具体的な数字を。。。

なぜなら、長男は自分が作るときに

10㎖を基準に、全部で50㎖にして作ったんです。

でも、そのときに私は一度も、

1対1対3

2対2対1

とかでいい表さなかったんです。

あの表は約分できると気付いてたのかな。。。?

多分10で割れるというくらいは

無意識で分かってたとは思いますが。。。

だから、微妙にかみ合わない会話が最初にあったんですが

長男も「それは何ですか?」とは一切聞かないんです。

「あーそうですネ。比率です。比率で当ててください。」

とか何となく、大きな使い方をして、何となく意味を理解していったんです。

めっちゃ「比率」という言葉を多用していました。

そうすることで、「比率」という単語の形を見極めていったような気がします。

まさしくことばを理解していく過程をみせてもらいました。

人に聞くのではなく

何となく話の筋から想像し、

自分で大きな枠組みの中でそれを使い、

徐々にその意味の輪郭をくっきりしていく。。。

そんな感じでした。

子どもが言葉を自然に自分の言葉にしていくという過程でした!

鹿児島のお父さんメンバーも

きっと長男がはっきりとは理解していないことはすぐに分かったと思います。

でも、何度も会話の中に登場させてくれていました。

まさしく大波で理解していった長男!

そういえば、

この『フーリエの冒険』も『量子力学の冒険』も

かなり難しい本です。

でも、何となく読んできました。

分かるところだけ分かりながら。

それでいいんだよなーって今回も再認識。

だって、赤ちゃんっていつもそう!

分かる部分だけ分かりながら生きている。

逆に言うと分からないということはなく、

今を全力で生きているという感じです!

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