理事懇シェア~東大の酒井先生のことば(AIの話)にうたれる⚡

その他

↑続きです!

上の記事の最後に書いたように、

東京大学大学院 脳生理学者 酒井邦嘉教授の話を聞く機会がありましたので、今日はその話。

★酒井先生のことば
★高校教師を退職した方のことば
★リアル参加した方の感想

大きく3点絡めながら書きたいと思います。

*****

一般社団法人 ヒッポファミリークラブの代表理事懇談会がありまして、

それに ゲストとして、酒井先生が参加されていました。

会場でリアルに参加していたメンバーの姿を見ながら

私はZoomでINでした!

いつか、リアルに行きたい!

*****

まず、私の感想!

雷に打たれたかの如くでした。

抽象的なことばになるけど、

わかってた!わかってたけど!
そこまで、言えなかった!
あーでも、そういうことか。。。
ですよね。そうですよね。。。

って

この懇談会の最中から

ずっと脳内めぐってます。。。

そして、

改めて こころに誓ったのが

★「思考」を忘れない!
考えることを止めたら、人間として終わりだ!

ってことと

★「意識し続ける」こと!
★常に「ことばに」して、「みんなと」シェアしあうこと!

これを続けないといけないなと

腹をくくった次第です。

***

で、どこで⚡に打たれたか。。。

それは、会の後半。

上に貼った記事「After LMP⑥」に書かせてもらった

LMPで「AI」の話をしたプレゼンターが

先生に投げかけたことばの

先生の返しを聞いたときです。

リアル参加していた このプレゼンターが

「~前略~
使う側が自分で考えることを忘れてAIを使うっていうことが
恐ろしいことなんじゃないかと思っています。
すべての技術は道具なので
使い方を間違えれば多くの人を不幸にしてしまうと思っている。
だから
今ある技術をどう使っていけばいいかっていうのは、
皆で考えなきゃいけないかなと思う。」

そう投げかけた後に

酒井先生がさくっと

『まず、「使い方」って言った時点で
使うことが前提になっている議論だけは止めたい。』

と言ったんです。

『この出発点はまずい。
例えば、原子核。
「技術の使い方次第じゃないですか?」
と言ったときに私が言いたいのは、
人間がコントロールできるような技術ではないということ。
人間が人間を理解しない段階でAIをそもそも使おうとすること自体がリスク。』

って言った後、

『巨大なエネルギーを原子核分裂で発電にいかせる。
ただ間違った使い方をすれば原爆になっちゃうみたいな軽い考え方がまずい』

と言って

核や銃など、

持つこと自体が間違っているということを

過去の歴史をもとに語ってくださりました。

原爆投下の話や鉄砲伝来の話を例に出して

それはそれは分かりやすく

そして、

如何に今まで何も考えてないかを突きつけられた気分でした。

さすがに原爆に関しては感じてましたが、

鉄砲伝来に対して、

美化されたイベントとして教科書に載ってることを指摘されて・・・

『あれによってどれだけの人間の殺戮が行われたか・・・
関ヶ原の戦いだって、
なぜ日本の内戦として表現しないのか?
ポルトガルから来たとか 何年の話かとか、
そんなクイズ形式のことをやるからまずいんだ
考える知識になっていないというのは本当にまずい。
だから、
「もうあるんだから仕方ないじゃん使おうよ」
っていう風になってしまう恐ろしさがあるということ。』

そんな話をされて、

私の中に現れたのは

今は亡きペシャワール会の中村哲先生。

私は大学の時から中村先生が大好きでした。

「武器をもたない」

そこに一番惹かれていたので、

「もたない」ことに対する感覚を知っていたつもりでした。

でも、

まさに 同じ理論を 

酒井先生から AIに対して 言われたわけです。

もうことばも出ない感じ。。。

雷に打たれたといったのは

まさに、この部分の話です。

*****
*****

この衝撃を受けた部分以外にも

ものすごくいろんな話が飛び交っていました。

ざっくりかいつまみですが、

酒井先生の話の中身を

一部 文字おこしの形で紹介させていただきます。

*『カッコ』内は先生のことばになります。

★デジタル教科書
『力及ばないのは分かってたんですけど、ついこの間、1月の閣議決定でデジタル教科書というものが承認されました。もう決定ありきなので。その前のワーキンググループも、そのデジタル教科書を推進する人達しか集まってないので。
で、それに対して意見書というのを、読売新聞と一緒に出してるんですけど、それを公表されないということもあって。。。読売新聞社長にも掛け合って、一応小冊子の形でその意見書を世に出しました。』

IT先進国のスウェーデンでは、

2010年頃からどんどんデジタルを導入していたと思いますが、

(調べたところ2018年には教育へのデジタル導入も始めてたみたい。)

国際調査で子どもの学力が落ち込み、学習への悪影響があるとして

2023年ごろから「脱デジタル」へと転換しています。

ざっくり5年にわたる他国の教育現場での経験を見せてもらっているにもかかわらず、

今、日本は、国として、デジタル教科書の導入を決めました。

酒井先生でなくても

このニュースは かなり気にしていましたし、

どうなってんだ!?日本!

って思ってました。

政治と同じで

私一人が懸念していても

何も変わらない。。。

って、正直 思ってたんです。

だからかな。。。

先生のことばに

ガツンって殴られた気分です。

***

『宮沢賢治の あの「雨にも負けず」で
北に喧嘩や訴訟があれば行って、つまらないからやめろといいっていうくだりがありますよね。
~中略~
北にAIを使い、使いたい人がいれば つまらないからやめろと。
言い続けて。。。ええ、いろいろ話をしている最中です。』

そういう活動をしても、

時間とエネルギーがかかるだけで

まさに、のれんに腕押しって感じだそうです。

でも、先生は続けました。

『そうなんですけど。やらないと。
自分で気づいてたのに、知らんふりをするというのは、
やっぱり見て見ぬふりをするのは 人間性に反すると思うので。』

これは、先生がチョムスキーから学んだことだそうです。

***

チョムスキーというのは、
生成文法を提唱したアメリカの言語学者です。
哲学者でもあります。他にも!

それはさておき、
彼の理論に
言語の本質は他者への伝達ではなく、自己の思考にある
という主張がありますが、

最近はそれがなんか分かるような気がします。

だから、ことばと人間は切り離せないって感じるのかなと。。。

***

で、酒井先生は、チョムスキーから学んだ話として

『目に見える、そういう危険が迫っていたり、
苦しんでいたり、流されているする人がいるならば、
自分の知力を使って発言しなくてはいけない』

そうおっしゃってました!!

***

『如何にAIは人間じゃないかということを
ちゃんとわかってくれないと!
~中略~
もっと素晴らしいデザインの道具を人間は使いこなせるはず。
例えば、ペンとか万年筆。
万年筆を私が愛するのも、
やっぱり筆記具というのは人間に最も寄り添う思考の道具だから!』

と言って

かのアインシュタインが

「研究室はどこか?」

と問われたときに

「私の研究室はここです」

と万年筆を出した話をしてくれました。

*****

【高校教師を退職した方のことば】

酒井先生の話を聞いていた人の中に

今年3月で教壇から退いた方がいまして、

彼の教師生活 最後の一年の戦いを聞かせてくれました。

「教師がAIを使ってテストを作り、
AIを使って勉強した生徒が答える、
まことに意味がよくわからない状況になっている。
教育と称して我々がやってきたことは何だったのか?
(テストは)ただの大クイズ大会。
なんならAIのほうが正答率が高い。
だから、去年はAIではできない授業をひたすらやり続けた。」

そうおっしゃってました。

それに対して 酒井先生が応えてくれていました。

『先生をやめたからと言って教育への情熱がなくなるわけじゃないと思うので、
それをいかしていっていただきたいと思います。
では、
AIにできない授業って何か?
考えることです。
徹底的に考えさせればいい。
AIは何も考えてない。
AIはすごいって言った時点で人間の負け。
全然すごくない。
今データベースを適当に見て平均化してつまみ食いしてるだけ。
なんとなく人間のことば風に見えてるだけで、
ことばではないですから!
あのドライなくらい恐ろしいことばの・・・
イカサマを見抜いてください!
それに踊らされたら絶対にいけない。
その先には人間の物の考えや意図や思想や
価値観があるんです。
AIに奪われてたまるかってことなんです!
興味本位で手を出す。。。
それは色々怪しいお薬(麻薬)とかと同じで、
それでも付き合っていくとか、
生易しいことばで言われたら、
私は核兵器並みに危ない!(といいます!)
人間にとって何の一利もないんですよ。
むしろ、全体的な破壊をもたらす機械です。
良いことなんて何一つないですよ。
だって何も楽しくないもの。
知的活動を全て壊すんですよ!
~中略~
ものの本質を見つけるには、
逆に人を知らなくちゃいけない!
いのちなんです。
生きるということなんです。
どう生きるかということなんです。
それを粗末にされないためには、
機械とは相応の距離をとらなければいけない。』

もう共感しかなくて。

そして、

話は全部

トラカレ講座につながるなぁと

再認識した次第です。

*****

【リアル参加した方の感想】

①ヒッポが当たり前にやっている、昔から当たり前にやっている「人と人がつながる」、
なんでだろう?って考えいること、創意工夫を競う、、、
これが今のAI時代でもっとも必要なこと!それが改めて可視化された気がしました。

AIの登場によって、便利で楽になる!そうと思ったら、考えない人間を量産するようになった・・・
何がダメなのか?
例えの一つが、医者のガンんの診断。
一見AI診断が良いが、裏では、画像から異変を感じる医者の能力を奪う、
AIが誤診したときに誰も責任を取れない。
そんなことが当たり前になる。

教育の現場はもっと深刻。
子どもたちが教わることはAIが考えた指導内容があって、
子どもたちがAIを使って答えを出す。
すでにこれが現実の教育現場なんだって。
考えるプロセスがどんどんなくなる・・・
つまり、AIに頼る、疑わない、、、
こうなると人間の考える力がどんどん失われる
核兵器より怖いこと、、、
クニが言ったことに
ものすごく関心を持って接するべきと思いました。

なぜヒッポ?
当たり前に分からない多言語の世界から分かるプロセスを楽しんでいるヒッポ、
それも人と人の間でワイワイ・ガヤガヤできる環境って最も人間らしい(対AI)ことなんだなと
改めて、強く強く思えた懇談会でした。

これからは、
AIができないことは何か?がポイントでしょうか・・・
その上で自分ができることは何か。
それを普段の生活や見えない世界への旅や体験の中から、
何を見つけていき、育てていくことが大事!ですね。

②スマホとかの問題、親の覚悟がいる。。。
ほんまに、ずっーとドキドキしてる、雷に打たれた、その通りやわぁ。
今、高1の次男にシェアしてた!
AIを使うことで、「人間の能力が奪われてる」のを本気で考えていこなって。
子どもともっと対話して、本当に考えて生きていこうって。
実際、
もたさないっていう選択もあるけど、正直難しい。
事件もあるし。。。GPSで子どもを追いかける時代だし。。。

③上手に使えばいいんじゃない?っていう、そういうレベルじゃないって
すごく熱く語ってくれていたのが印象的で。。。
だからって、どうしたらいいのか。
思いつかない。
でも、せめて私だったら、やっぱりできるだけ目の前の人と対話をしていく。
そこを本当に工夫するぐらいしか今のところ思いつかないのが残念。

追記
AIありき、で話すのをやめたい!そう、ほんとそこからですね。そして、自分に出来る事は何か??
宮沢賢治の事を話しておられたけど、それしかない。感じた人がら、周りに話して行く、それですよね。
さかっちゃんは、まさにそうしていた、と思った。40年以上前、ヒッポを始めるのは、、ほんとに勇気が必要だったと思う。
今、部分と全体を読んでいるのですが(30年で今が1番内容が理解出来る!!w)
新世界への出発の章で、コロンブスの偉大な点は、西へ西へ船を走らせる決心、とありますが、
まさに、自然な環境を作るんだ!という決心を、さかっちゃんがしてうごいた事。と、すぐにさかっちゃんに戻るw
ぜひみんなにも読んで貰って、対話していきたいです!
酒井先生が、ヒッポを人類の奇跡、と思うのは、思考と対話があるからなのかもね。

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雷にはうたれたけど、

現状この状況 確かにどうにもできず。。。

それを思えば

やはり「人間」してる人にAIの未来を考えてほしいと思うし、

でも、やはりできる限り触らずに生きていきたいとは思ったり。。。

みんなで一斉に手放せる世の中に。。。

ならないのは分かってるけど・・・

どちらにせよ、

酒井先生のようにズバッと警鐘を鳴らし続ける人は必要で、

そこは本当に、意識し続けていかなければと思いました。

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時 同じくして、

東大の入学式で祝辞を述べた野田秀樹さんの文章を読みました。

まさに今話題の話が書いてあって。。。

AIと人間を考えさせられました。

よかったらこちらも併せて読んでみてください。

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令和8年度東京大学学部入学式 祝辞(劇作家・演出家・役者 野田 秀樹 様)
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/events/b_message2026_03.html

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祝辞の中で

『科学は時に万能のような顔をします。けれどもそのたびに人は、その万能であることの誤りを指摘し、実は世界は不確実なものであることを示してきました。』

とあります。

その「万能の顔」に人間はいつもやられます。

今もまさにその時代に入ってると思うのです。

きっと情報を操作されてるし・・・

だからこそ

常に何でもかんでも鵜呑みにせず、

自分の頭で考えて生きていきたいです。

祝辞の最後は

『あなた方がこれからAIと生きていく時代だからこそ、AIには身体がない、それに根差す心がないことを憶えていて欲しいです。AIがあなた方の「若い身体」を「その身体に根ざす若い心」を超えることは決してない。人間の未来を決定するのはAIではない、人の心だと私は信じています。素敵な未来を作ってください。』

とありました。

まさに、その通りで、

こんな世の中だけど

考えることを忘れずに

「人」であり続けたいと、

みんなと一緒に意識し続けて

生きていきたいと思いました。

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