「ことばをうたう」ネイティブHippoのうたい方

多言語

毎週木曜の朝は長くHippoを続けてこられた方の話が聞けるZoomがありまして、

都合のつくときは、入らせていただいています。

私が生まれる前の話なのに、

全然古さを感じない。。。

むしろ、新しさを感じるときも多々あります。

そんな、時間です。

とても貴重な話が毎回聞けますが、

この日は、去年の5月にHippoを始めた方の話が面白くて、

その方に、その時話してくれたことを文章化していただきました!

*****

*メタ活=ここでは、多言語の音源をまねしてうたうこと

あるWSの司会仲間のヒッポネイティブのTたちと、夜な夜な準備会をやっている。
(*ヒッポネイティブ=幼いときからヒッポで育っている人
Tは、赤ちゃんの時からヒッポで育ってきたそうです)

その中で、
「(身内ネタですが)多言語バスケットや、多言語山手線のネタを得る為に、
音源から単語を拾うのが、ちょっとメタ活に前のめりになれるから好き」
と言ったら、
ヒッポネイティブのTは「俺は嫌い」と言うではありませんか!!!!
何でなん?とその心を聞いてみると、、、

言葉が聞こえない所は聞こえないままに、
自分の耳に聞こえたままに大波で口にするのが好きだから。
何が聞こえたか、ましてや単語を拾ってくるメタ活はした事がない
それに、単語を拾おうとする聞き方をしないとならない。
それはこれまでやってきたメタ活とは違う聞き方になるから、
苦手だし出来ないし嫌い。

とハッキリ言ってくれて、
私には衝撃が走った。

単語を拾おうとするメタ活と、
大波で(ざっくり)真似する本来のメタ活と、
言われればそれが違うのは明白なのに、
言われないと気付けない私。

赤ちゃんの様に音源を真似る、は耳にタコだけど、
本当の意味でのメタ活はしていなかったポイ?

大人になってヒッポに入会してるから、
どうしてもちゃんと聞こうとしてしまう。
メタ活でハッキリ口に出来る人達に追い付きたいという焦りもある。
この音はどんな口?
どこで音を鳴らしている?と
テクニックに思考が走った瞬間に、
音源が遠くなる。
「どこのシーンだか分かった?」
と聞かれるから、
これは一体どこのシーンなのだろうか、と
内容に意識が向いちゃっても本来のメタ活ではなくなる。
ましてや何が聞こえたかと、
聞こえた音の確認作業などもっての外なのかもしれない。

あっという間にスラスラとメタ活や生メタが出来る様になる子ども達と大人とで、
聞こえ方が違うのか?
外国語に関する知識や経験値の差か?
脳年齢の差?と
色んな事を考えてみてたけど、
結局さかっちゃん₍Hippoの創始者:榊原陽₎が言うところの、
「自然に」に立ち返る事になった。

私と同じタイミングで、
小4と中1で入会した我が子は、
私の半分の時間もイマース環境にいないのに、
いつの間にか私よりも断然に音源が染み込んでる。
ちゃんと本来のイマースをしているのだろうな。

ファミリーのメタ活タイムに、
まったくメタ活をしていなくても、
遊びながら「自然に」聞いている子ども達の方が、
もしかしたらよっぽどちゃんと聞こえているのかもしれない。

でもでもでもでも、
それが明確になっても、
メンバーと一緒に音源を聞いてどんな音が聞こえてきたか、をシェアしたり
ゲームに使うのは楽しいので、それはそれで純粋なメタ活とは別枠として続けていきたい。

*****

とのことです。

この話が、Zoom聞き専中の私の耳に飛び込んできまして、

彼女にこの衝撃を文字化してほしいと頼んだ次第です。

なぜならば!!

うちの子どもたちも

お腹の中から多言語が聞こえる環境で育ち

「うたい方」も このヒッポネイティブと同じだから!!

***

正直、

全然まじめにやらないのに

まるっとざっくりうたえてる子どもたちに

(*´Д`)はぁ。。。ってなるときがあります。

子どもたちが本物だっていう認識はあるんだけど🤣

そして、

もう嫉妬の域を超えてますが、

真面目にしないことが大事というか。。。

無意識が大事というか。。。

そういうことは分かっちゃいますが、

とにかく、

てきとう🤣(に見える🤣)

一緒に横でうたうけど、

ほぼ口は動いてなくて、

宿題してたり、本読んでたり、ブロックで遊んでたり。。。

そんなだから、

私も「洗濯物たとんで!」

「ごはん作って!」というような家事を頼んで、

一緒に家事しながらうたうことが増えました。

でも、

やっぱり声出してるの

母の私だけ?

みたいな時間のほうが長いんですよね~

でも、

多分、うたってないわけじゃない。

これが、

只今しみこみ中!

ってことなんだろうとは思っています。

思っちゃいますが、

つい真剣にうたってしまう私はどうしろっていうのよ~

って思ったり。

でも、私も楽しくうたってるので、

まーこれはこれでいいのかなと。。。

***

もう一つ

上の話を聞いて思ったのが、

うちの子たち、

さくっと、まるっとうたうけど、

今まで

「~って音が聞こえました」

とか言ったことないんです。

そういう意味で、

「音を切り取れない」って言ったTの話がすごくわかります。

***

例えば

私は 音源を聞いていると

よく空耳が聞こえたり

ある特定の音が

どん!と耳に飛び込んできます。

特に

こっちの知ってる音に引き寄せて聞いてしまう

空耳?に多いように思うのですが、

〇◇△□って音が耳に残ったとして、

でも、

本当は前から続く文章が〇まで含んでいて、

ことば的には◇△□~までが一つだったり。。。

なんてことがあるのです。

**

何言ってるんだ?

って思うかもしれませんが、

子どもがそうなんです!

日本語が話せるようになってきたちびっ子たちが

時々面白いところでことばを切ったりしながら

自然に話せるようになっていってます。

例えば、

『「こんびいく! こんび にいく!」
っていうから何かと思えば
コンビニ行きたかったみたいなんです。』

っていうお母さんの報告を聞いたことがあります。

他にも

『お母さん、こんたく いたい?』

「コンタクト」ですね。

でも、そういってるうちに自然に正確なことばになっていきます。

この子たち、

自分がまちがってるっていう意識はもちろんないし、

正確な音をゲットしたら、

即使います。

しかも、しれっと

今までそう言ってたよ~

くらい自然に変化していきます!!!

常に流動的な。。。

そんな感じです。

***

実際、個人差と言いますか、

いろんな人がいるとは思いますが、

自然に習得していってる過程で、

その流動さは、

子どもが圧倒的にすごいと思います。

やはり大人は

「~な音が聞こえたような・・・」

って口にしたら、

その音にとらわれて、

結構長い間、その音に聞こえてしまって、

正確な音に寄って行きくいように思うのです。

もちろん

何かのきっかけで

変化はしていくんだけど、

子どもと比べると

そのスピードは言わずもがな。。。と言いますか。。。

**

何が悪くて、何がいいとか

そういう話ではなく

**

そう思えば、

やっぱり 

何かに囚われて聞いてしまうのは

大人的なうたいかたなのかな。。。と思ったりしました。

それにしても、

無意識的にというか、

まるっと全体をうたうって

本当に

なかなか厄介な🤣

だって、大人だもん🤣

***

ここで育つと、

この技を難なくKeepできてる気がして、

いいなぁと思ってしまう私です🤣

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