ここ数日 日本全国の新聞で脳の写真を見かけます！
そう！
東京大学×MIT(マサチューセッツ工科大学)×LEX/Hippoの
共同研究の記事で各誌賑わってます！
ヾ(≧▽≦)ﾉ
体験的にはとっくに分かっていたことですが、
それが脳科学的に実証されたことは 本当にうれしいです！
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ということで、少しまとめてみました。
【2021年3月に発表された内容】
二言語が話せる人(英語は学校で習っているので)と多言語を話せる人で比較した結果
・多言語を話せる人は、４言語目、５言語目と新しい言語の音を聞いたときに、
脳に負担なく母語のように聞き取ることができる。
・多言語を話せる人は視覚野の反応が顕著であった。
つまり、なんらかのイメージをしながら聞いている。
→多言語は脳の活動を促進する/活発化させる。
英語が話したいなら、むしろ様々な言語を同時にする方が自然。
二言語だと対立しやすい。
【2024年1月に発表された内容】
多言語を話せる人と二言語を話せる人を直接比較せず、
英語のリスニングテストで60％以上正解した人を１群、以下を２群として比較。
＊多言語話者と二言語話者を直接比較すると、
両方に共通している結果（今回分かった「左下前頭回背側部」）は重なってしまい、
反応が見えなくなるため。
・文法習得を司る脳部位を特定。
→文法中枢（ブローカー野）=ことばを話すときに必要な領域だと思われていたが、
実は理解の時にも必要であることが分かった。
＆
文法の構造を深く理解することにも関わっているのが、
左下前頭回（ひだりかぜんとうかい）の背側部(はいそくぶ：ブローカー野の一部)だと特定した。
・臨界期は存在しない。
→言語習得の時、つまり母語も第二言語も新しい言語を獲得するときに文法中枢が活性化した。
対象者は既に臨界期と言われている年齢をこえている大人であったが、
それでも文法中枢を使って言語を習得した(カザフ語の構造を数日で理解した)ので、
臨界期は存在しないということになる。
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実は今朝NHKのラジオに 酒井邦嘉先生が出演されていました。
LINE電話でつないでみんなで聞いてましたが、
第二部のAIの話がかなり気になりました。
今、いわゆる「便利・効率的な教育」が大切にされているようで、
酒井先生は、そんな教育界に警鐘をならされています。
『そもそも脳は非常に「非効率」なやり方の中で、何が「法則」なのかをうまく自動的に突き止める能力を持っている。子どもの脳は特にそれが強く発揮される。大人は、「論理的」に「効率的」に整理された情報を重視しているが、それでは割り切れないものもたくさんある。』
↑以前、酒井先生がおっしゃられていたことばです。
別に酒井先生のことばだから まるまる鵜呑みにしているわけではありません。
子どもを見ていて本当にそう思うから、先生のことばに共感します。
ものすごく膨大な「無駄」と思える時間の中から
キラッと光るものを見せてくれる子ども達。
侮ってはだめです。本当に。
いつも核心をついてくる子ども達。
そんな子ども達に 大切なことは
さくっと答えを出せることなどではなく
「？」っと思ったり
じっくり考えたり
迷いながらも 分からないながらも
真剣に向き合うことだと思います。
正解なんていりません。
いわゆる 「ちゃんとした」というような 答えもいらない。
大切なのは じっくり 疑問に思ったり
あれかなこうかなって 考えられることだと思います。
目的を持つのは大事だけど、
目的をゴールにするというよりは
目的に向かっていく時の
プロセスを大事にしてほしいなぁと思います。
What より How！みたいな感じですかね。
そんな思いで、
今 トラカレ講座の準備をしています。
まだ、核心部分は文字にできてませんが、
詳細はこちら↓↓↓
などなど。。。
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【ラジオ番組 聞き逃し配信について】
➡聞き逃し配信期間は、終了しました！
＊終了したけど、記録のため残してます。
↓
NHK第1ラジオ『マイあさ！』
❶ 2/27(火)7時台 (共同研究の話)
↓
配信3/5(火)7:50まで
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_02_3929198
（右端のカウンター22:48頃から）
❷ 2/27(火)8時台 (言語習得とAIの話)
↓
配信3/5(火)8:28まで
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_02_3929199
（右端のカウンター12:06頃から）
★一週間限定です！早めに、聞いてください！
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